月ヶ瀬健康茶園

お知らせ・ブログ

新茶 2015 おわりました~。

「こんな年は経験したことがない。」

と茶栽培の経験が 一番長いおじいさんの言葉から始まった

      新茶 2015

チーム岩田 力を合わせ 全力を注ぎきりました。

ブログも書かず 茶に集中

ブログ楽しみにしてくださっていた みなさま 本当に申し訳ございませんでした。

 

おかげさまで、台風までやってきて とても良いとはいえない条件の中で

すべての圃場を 適期 で 収穫を終え

煎茶も萎凋香も紅茶も 茶葉の力を最大限に 製茶できたと思っております。

 

御予約いただいていた方には、本日発送 明日5/29着で 出荷完了させていただきました。

地域によっては、明後日になる方もいらっしゃいます。

たくさんのご注文 本当にありがとうございました。

現在注文頂いている方にも 随時出荷させていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

これから 収穫したお茶を 年間 おいしく飲んでいただけるよう

状態良く保管するための作業と

 

紅茶の ティスティングをいたします。

まず予約いただいている方に お送りする 紅茶を選びます。

新芽の状態に応じて すぐ飲むとおいしいタイプに仕上げたもの

熟成が進むとおいしくなるよう仕上げたもの

それぞれの 仕上がりを 今一度 出荷前に確認する作業です。

 

来週には ほうじ番茶の原料になる 梅雨番茶の収穫が始まります。

それまでの間に 集中して、新茶2015 を しっかり飲み分け

来年のお茶にむけての 準備も始めるのです。

 

 

 

 

2015年 新茶始まりました。

新茶の収穫が始まりました。

例年、圃場ごと品種ごとに 順番に収穫適期を迎え

順番に収穫を進めていくのですが

一度に収穫適期を迎え、いままさに緊迫した状況です。

 

予想しなかった 過去にない状況です。

 

けれども、ありがたいことに、

チーム岩田もチーム岩田+も準備万端

5月から加わったメンバーが大活躍です。(また改めてご紹介させていただきます。)

製茶工場も、一部ラインを充実させておいたため

紅茶・煎茶ラインフル稼働です。

 

雨が降る前に 茶の芽が大きくなるまでに 短期集中で茶を収穫し

製茶工場を効率よく稼働させ 煎茶 紅茶 萎凋香 ウーロン茶

全てにベストを尽くします。

 

昨年のように畑ごとのレポートや写真で

製茶の様子をお知らせできませんが

落ち着きましたら またお便りしたいと思います。

 

まずは、

今年一年おいしいお茶を飲んでいただけるよう

月ヶ瀬健康茶園一同 全力を尽くします。

 

現在の製茶状況は かなり良い仕上がりです。

 

すでに 予約いただいたお茶につきましては

袋詰めでき次第お届けさせていただきます。

発送状況につきましてもまたお知らせさせていただきます。

 

今期もよろしくお願いいたします。

 

 

新茶案内 まもなく発送いたします。

お伝えしなくてはいけないこと

○ミャンマー国境付近の雲南の自然栽培茶を訪れたこと

○茶園で蛇に遭遇したこと

○おんぼ山(茶園名)にゆめかおりを定植したこと

などなどいろいろあるのですが、

ただ今優先作業実行中です。

2015年の新茶案内の原稿の印刷ができました。

これから 折って・あわせて・封筒詰をします。

こういった流れ作業こそチームワークの見せ所です。

チーム岩田 作業に入ると “体育会系”ののりになってしまいます。

今日はここまでと目標を決め  「よっしゃぁーー。目標達成 はい次っ!! 」

一日でも早くお届けできるようがんばります。

もうしばらくお待ちください。

DCIM0280

DCIM0282DCIM0286

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶園脇に化石???

タイトル 少し大げさすぎました。

「茶園の脇に大変なものがありました。」

岡野くんから  これはいったいなんでしょう。

DCIM0252

イノシシなのだそうです。

 

今から12年前は イノシシに出会ったといれば ひと話題にもなったのですが

今では、なんと家の中にいても鼻息が聞こえてくることがあるくらい

身近になっています。

 

文明説によると

荒れた田んぼや畑が多くなり イノシシが隠れることができる藪が

民家の近くにも多くなってきた この隠れる場所がある限り

いくら捕まえても 獣害はつづく… のだそうです。

 

最近のイノシシは人間がいても逃げません。

私たちの方が 心臓がばくばくして後ずさりしてしまいます。

 

この間道をはさんだ倉庫に 次男が走って行こうとしたら

どどどど… と上から犬が来たと思ったら

「おかあさーーん イノシシーーー。」

すごい勢いで すごい形相で 次男がUターン

イノシシは止まることなく 方向を変えることもなく

横切って行きました。

イノシシ優先道になってました。

 

 

 

 

 

2/27  原木しいたけ の仕事 ⑤

暖かい日が数日続き

少しの雨と 少しのみぞれと そして一瞬の降り注ぐような雪

そんななかで

山の 自然発生の椎茸が一度に あがってきました。

写真を見ながらも この しいたけがおいしそうと ついついチェックしたくなる

プッリプリの椎茸が 山で こんなに…。

傾斜の原木の並んだ 森の中を

収穫かごを下げて 歩き回ります。

さあ、いよいよ 自然発生どんどんのきせつに突入です。

 

 

DCIM0216

 

 

DCIM0203

 

DCIM0206

DCIM0213

 

 

 

 

 

 

2/17  原木しいたけ の仕事 ④

月ヶ瀬は 本日少し雨
今日は原木の ”菌入れ” の仕事をしています。

山から切り出した原木に
ドリルで穴をあけ 菌を打ち込みます。

 

DCIM0174

最近では、とんかち いらずの “形成菌” と呼ばれるものもありますが

当園では、打ち込むタイプのものを使います。

 

どんぐり等の 木には しいたけ を植えます。

桜の木 には なめたけ を植えます。

 

DCIM0184DCIM0191

 

DCIM0193

 

菌を打ち込んだ原木は、山に運びます。

最近ではその秋から出てくる しいたけ菌もあるそうですが

当園の しいたけは、 来年の秋に少し収穫でき、

本格的には 再来年2017年の秋から 3年くらい収穫できます。

 

ゆっくり木の栄養を吸い出して ぽこんと出てくる姿をみると

まさに 木の子どもだなぁ と思います。

冬、寒い森で ゆっくりゆっくり育った 原木の 自然発生の 生しいたけ

最高においしいのです。

 

DCIM0175

 

 

 

 

 

 

 

2/10 原木しいたけ の仕事 ③

11月 に切り倒した 山の原木を運び出します。

木の水分が抜け 椎茸の菌が回りやすくなるように

2か月ほど山に置きます。

文祥 が 30年ほど前に 切り出した 山です。

立派な原木が育っています。

ナラ・クヌギ には 原木しいたけ
ヤマザクラ には 原木なめたけ を 植菌 します。
今日は 岡野・岩本が運び出し

文祥は チェーンソーで 小枝をまとめます。

DCIM0165DCIM0163DCIM0169

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山から 運び出した原木は 菌入れをするために 作業場に並べられます。

ひとつ ひとつ とんかちで 植菌 をします。

 

 

DCIM0173

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/10 原木しいたけ の仕事 ②

原木生しいたけ 出てきています。

寒さの中 ゆっくりゆっくり 大きくなっています。

 

 

DCIM0182

 

DCIM0180

 

 

DCIM0176

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/10 原木しいたけ の仕事 ①

上から下まで ずずいっと 椎茸の原木です。

月ヶ瀬健康茶園には こんな場所が何ヵ所かの山にあります。


DCIM0158

当園の原木生椎茸は、冬菌といわれる、

寒さが感じられるようになると発生する品種を植菌しています。

なかでも、山での ”自然発生” に向いている品種を選んでいます。

原木は、月ヶ瀬を中心とした地域の山林で育ったものを使用します。

その後椎茸が育つ気候と同じ環境で育った原木であることが重要と考えます。

 

椎茸原木に向いているナラ・クヌギなどのドングリの木は、

雑木林の多い月ヶ瀬周辺には多く、30年ごとにローテーションで切り出し、

山肌を陽の光を当てるようにすることで、

森が再生し、山の環境を維持することにもなっているのだそうです。

 

30年近く育ったナラ・クヌギを原木に切り出し、

落ち葉や柴を茶園に、そしてそれ以外は暖をとるための薪に利用しています。

 

月ヶ瀬の森で育つ原木生しいたけは、

朝晩の寒さの厳しくなる12月~2月末までが最もおいしい季節となります。

近年は、天候が“例年どおり“であることが少ないため、

時期は前後する場合も多くなっていますが、、

寒い中、原木の栄養分をゆっくりと吸い上げ時間をかけて大きくなることが、

濃い味の原木生椎茸を育てるのだと考えます。

 

森の中で ”自然発生” での収穫を大切に考えます。

 

森で育つ自然発生の原木生椎茸は、

連続した凍結と雨に弱いため予測がつきません。

また天候によって、椎茸が含む水分量が大きく違ってきます。

直送させていただいている みなさま いつも 時節をともに過ごしていただき

ありがとうございます。

 

つづく

 

 

1/20 寒茶づくり

DCF000481月20日

初めて「寒茶」づくりに挑戦しました。

 

茶園見学に来て下さった方と、茶を飲みながら

「寒茶づくりしませんか??」という話になった。

 

本日曇り空、お日様が出ないと日中とはいえ

とっても寒い みなさま 完全防寒対策をして来てくれました。

 

実は「寒茶」とは何か… と調べるところから始まりました。

「寒茶」という言葉は知っていたものの

どうやって作るのか…というところから始まりました。

 

以下 文明レポートです。

———————————————————————————————

寒茶とは厳寒期に収穫して製茶するということが、どこの地域にも共通していることですが、

「蒸してから、揉んで天日に干すか、揉まないで天日に干す」か、

地域によっていろいろな製茶方法があるようです。

 

いっぽう月ヶ瀬では、60年以上も昔、

5月に新茶を収穫した後の下側の番茶を「家庭用の飲み茶」として

6月に手づくりで「赤番」という番茶を作っていた話を、

以前、親戚のおじさんから聞いたことがありました。

それを教えてもらいながらつくってみたいと思っていたこともあり、

今回は月ヶ瀬の「寒茶&赤番」づくりに挑戦しました。

 

そして厳寒期の番茶をいくつか飲み比べたくて、5種類のお茶を摘みました。

・「山に残っている在来の茶樹」

・「べにひかりの放任茶園」

・「やまとみどり在来の自然仕立て」

・「はつみどりの自然仕立て」

・「在来茶園」

 

DCF00045 DCF00043

 

1.番茶を摘む

2.薪で炊いた湯の蒸気で、番茶を充分に蒸す

3.熱いうちに手で揉む

4.天日で充分に干す

5.昔は、焙じて飲んでいたそうです。

DCF00036 DCF00038

 

つくりながら感じたこと

・厳寒期の番茶は5種類とも、香り、かじった時の甘さ、色、手触り(揉み心地)、様々でした。

・ビオワインを飲み比べた時、品種の特徴が違いが大きく、

ワインそのものの質を知るには分かりにくい点がありました。

しかしお茶の場合、品種の特徴は、成分が豊富な新芽でつくることで、

その違いが判りやすくなります。

いっぽうで繊維が多く品種の特徴の違いが判りにく番茶どうしを比較してみることで、

その場所で育つ茶樹の品質そのものを知ることが出来るのではないかと思いました

 

比較、試飲が楽しみです。

・葉をかじっただけですが、耐冬性を高めている時期なので、

秋番茶に比べて、糖のような甘さが感じられました。

とくに耐寒性の強い「やまとみどり」在来は、甘さを強く感じました。

もっとも耐冬性が高まり、かつ枝葉の栄養を使って新芽が萌芽する迄の時期に、

番茶を採ることに寒茶の意味があるのだと思います。

 

現在、天日で干しています。

DCF00034

 

 

 

« 古い記事 新しい記事 »