月ヶ瀬健康茶園

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つづける畑

当ホームページの中でお茶づくりの栽培基準の一つとして挙げられている項目に「つづける畑」というものがあります。耕作放棄された茶園を文字通り”続けて”行けるように畑を再生・復元する取組みです。

再生・復元と言いますが、まずは開拓作業から始まります。数年にわたって放棄されたお茶の木は私たちの背丈より高く、2m以上にも生長します。そのお茶の木を膝より少し上の高さまで切り落とし、畝間に入って作業が出来るように通路を作って行きます。それだけでもなかなかの作業ですが、しばらく管理がされていなかった畑にはお茶の木以外の笹、蕨、ススキ、木や草なども生えています。なかでも、笹と蕨は地下茎で広がる強い生命力を持った植物なので最初の対応が肝心です。完全に除去することは難しいですが出来るだけ根を掘り、取り出してやることで笹や蕨の勢いを衰退させ、茶の木が負けないようにする必要があります。

開拓作業は複数人のチームプレーでやることが多いですがそれでも大変な作業です。しかし、その大変な作業をすることで荒れていた畑が美しい茶園に変わり、さらには美味しいお茶が飲めるようになると思うと遣り甲斐のある作業と言えます。

Before

コクダシ4圃場 Before

After

コクダシ4圃場 After

通路を作る作業の作業前(上)と作業後(下)の写真。この後、仕上げの園均しを行います。

 

2016011309070001

霜が降りて幻想的なゲンダラ圃場

一度は耕作放棄されていた畑も再生することで美しく生まれ変わります。写真のゲンダラ圃場も再生された場所の一つです。茶園に躍動感があり、お気に入りの圃場です。 光川

 

トリミング

永年性常緑樹である茶の木は年中葉っぱが落ちることがないため、収穫による刈り取り以外にも通路となる畝間をトリミング(裾刈り)することで茶園管理の作業がしやすくなります。

トリミング前(茶の木で通路が見えなくなっています)

トリミング後(通路が現れました)

トリミング後(通路が現れました)

ただ、裾刈りは一長一短。裾刈りをすると畝間に入って行う作業がしやすくなりますが、安易に畝間を広げるとそこから光が差し込むため草が育ち、除草作業が必要になります。また、この時期の裾刈りは畝間に落ち葉を敷き詰める作業をし易くするのが主な目的ですが、落ち葉を敷き詰める直前に裾刈りをすることで草の生育を最小限にとどめることができます。自然と人間が上手く関われるバランスとタイミング、裾刈りの作業一つからでも考えさせられることがあります。光川

 

 

 

冬の風物詩

月ヶ瀬健康茶園の冬の風物詩である落ち葉の仕事が今年も始まっています。

落ち葉は軽トラで各茶園に運びます

落ち葉は軽トラでそれぞれの茶園へ

落ち葉は畝間に敷き詰められ茶の木の養分となるほか、草を防ぐマルチの役目も果たします。

畝間に敷き詰めます

畝間に敷き詰めます

さらには山道や農道の清掃にもなり普段お世話になっている地域への貢献にも繋がります。

まさに一石三鳥、それが落ち葉の仕事です。光川

作業前の山道

作業前の山道

作業後の山道

作業後の山道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/8 製茶のこと 二茶 おくみどり 

       製茶日:2014/8/8

畑:梅ケ谷

 品種:おくみどり

二番摘み煎茶。

明日から台風の影響で雨が続く予報のため、曇っているうちに一気に収穫。

午後から製茶、順調に出来上がりました。

今夏は、梅雨明けから猛暑が続いてましたが、

727日の夕立以降、涼しい日が続いたおかげで、ゆっくり育ち、

硬化が遅く出来は上々です。

おまけに蜂の巣もゲットしました。

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7/2 番茶の収穫が終わりました。 

長引宮山  やぶきた

今年も、怪我もなく番茶の収穫を終えることができました。

 

これからは、どんどん伸びてくる雑草との闘いです。

昨年からの落ち葉、萱などで準備は万端 ですが

それでもたくましい 草は 伸びてくるのです。

 

もうひとつは 刈り落としの作業

今年の春から当園で管理を始めたピッカピカの1年生。真ん中には大きな岩が!

これから 有機JASを取得し、当園のお茶の味になるまでの数年間

収穫をせず 管理だけをしていく畑です。

今日は今年に入って一度も刈っていない長く伸びた枝をキレイに刈ってあげました。スッキリです☆DCIM0819

 

beforeを撮り忘れたので比較はできませんが、2回回らないといけないほど長く伸びていました。畝間には刈った葉っぱがたくさん!

DCIM0820

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茶園のこと 番茶刈りはじまりました!!

収穫日:2014/6/8

茶園の名前:長引 宮山

お茶の品種:さえみどり(幼木)

天気:すっかり夏らしい陽気となって来ました。

今日の畑のこと:  今日からほうじ番茶の原料となる刈下番茶の収穫です。番茶収穫前と後の茶園の写真。

つくられる予定のお茶:有機ほうじ番茶の原料

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茶園のこと シヲダニ 手摘み 

収穫日:2014/6/1

茶園の名前:シヲダニ

お茶の品種:おくみどり

天気:日中は真夏の陽気でした。

今日の畑のこと:総勢30名弱で手つみをしました。一針がないものが多く二・三葉での収穫が多くなりました。このところ雨がなかったこともあり、茶を摘んですぐから良い香気が上がってきていました。

つくられる予定のお茶: 手摘み紅茶

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$RISDMJ7

TS3P0044

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TS3P0043

 

 

茶園のこと 井口山 べにほまれ

収穫日:2014/6/1

茶園の名前:井口山

お茶の品種:べにほまれ

天気:最高気温33度に達し、気を抜いたら意識無くなりそうなほど暑い日でした。

今日の畑のこと:月ヶ瀬健康茶園の中で最も奥手な品種べにほまれ。これを紅茶に加工し、一番茶が終わります。日本で紅茶の輸入自由化が始まって衰退していきましたが、数十年の時を経て、今再び陽の目を見るようになった品種です。

つくられる予定のお茶:紅茶

 

畑の写真が無いので、萎凋後の葉っぱと揉捻後の葉っぱの写真です。

DCIM0771 DCIM0773

茶園のこと コクダシ2

収穫日:2014/5/28

茶園の名前:コクダシ2

お茶の品種:やぶきた

天気:昨日の曇り空が嘘のような真っ青な晴れ模様。

今日の畑のこと:今日もチャドクガがうじゃうじゃと葉っぱに引っ付いてました。

つくられる予定のお茶:煎茶

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茶園のこと ゲンダラ

収穫日:2014/5/31

茶園の名前:ゲンダラ

お茶の品種:やまとみどり在来

天気:真夏の暑さでした。

今日の畑のこと:画像を見ていただければイメージできるかと思いますが、まるでオーケストラを構成しているかのように放射状に広がっているのが特徴です。この畑の収穫が終わり、いよいよ残りは紅茶品種のみ!ラストスパートだ!!

つくられる予定のお茶:煎茶

DCIM0760

DCIM0755

DCIM0759 DCIM0757

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