おかげさまで今年の収穫はすべて終了し、農閑期に行う仕事を始めています。
11月に入り、採草地で、ススキを刈り、括って運搬、茶園の畝間に敷詰めていく作業を進めています。
畝間に敷詰めたこのススキは、雑草抑制のためのマルチ的な役割がある他、干ばつ対策にもなります。さらに少しずつ分解されていくススキの栄養が、来年度以降のお茶を育てていくことになります。(岩田文明)

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おかげさまで今年の収穫はすべて終了し、農閑期に行う仕事を始めています。
11月に入り、採草地で、ススキを刈り、括って運搬、茶園の畝間に敷詰めていく作業を進めています。
畝間に敷詰めたこのススキは、雑草抑制のためのマルチ的な役割がある他、干ばつ対策にもなります。さらに少しずつ分解されていくススキの栄養が、来年度以降のお茶を育てていくことになります。(岩田文明)

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昨年より、種から苗をつくる取組みを始めましたが、今年も種採りの季節がやってきました。
茶樹は他家受粉するため、種子親が同じでも、その種から育つ茶樹の形質は、いろいろとなります。例えば、「やぶきた」を種子親として種を採った場合、「やぶきた実生」で、やぶきたのような特徴を引き継いでいるのは20数パーセントとなるそうです。
当園では、昨年「べにひかり」を種子親とする種を採り、まずは苗床で育ててみましたが、一年生の苗の様子はこんな感じです。初めての取り組みですが、これから数年かけて、種子親と似た特徴を持っている「実生苗」を選抜していきます。(岩田文明)

種を採った種子親の品種の特徴
同じ種子親から種を採り、苗床で育てた様子。これを定植して、数年のうちに似た特徴を持つ苗を選抜していきます。葉の形や色が種子親の品種と似ている苗も多数あります。
茶園では、毎年、年に二回(6月と9月)、チャドクガの幼虫が生まれるのですが、この時期に茶園での作業中に幼虫に触れると、皮膚がかぶれて腫れ上がり酷いかゆみに襲われます。茶の新芽を食べるだけでなく、人間にとっても、なかなか大変な虫です。そこで、この「チャドクガ」を減らすため、有機栽培茶園では、雄の蛾を誘引して捕獲する「フェロモントラップ」を設置しています。
本日、トラップの中を見てみたところ、写真のような感じで「茶ドク蛾」の成虫が入ってました。(岩田文明)

トラップに入った「チャドクガ」の成虫

フェロモントラップの設置状況

雄の蛾を誘引するフェロモン
秋番茶の収穫と製茶は終盤を迎えています。昨日、茶刈をした茶園は、イノシシが暴れて、作業中にUターンをするための足場が見事に崩されていました。毎年、晩秋になると、イノシシの動きが活発になります。
茶園のほうは、6月に収穫した刈下番茶以降、4か月間で、じっくりと順調に生育してくれました。来年の一番茶に向けて、準備が整いました。(岩田文明)

茶園の端にUターンをするスペースがないと、足に踏ん張りが効かず労力を費やしまます。


「ホリコシ峠」茶園の「おくみどり」。「有機一番摘み月ヶ瀬煎茶 満月」のとなる茶園です。

10月中旬になり、ようやく秋らしい陽気となり、毎日、秋番茶の収穫(整枝)と製茶をしています。今日は、宮山茶園の急傾斜の縦畝の茶刈りでした。急傾斜地を縦に動くため、専用のスパイク付の靴を履くことで、足元が滑りにくくなります。このようなところは、人が仕事をするには非常に体力を使う茶園ですが、茶樹にとってはとても育ちやすい茶園なのだと考えています(岩田文明)。

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24日の手摘みイベントの日が近づいて来ました。
茶の芽もゆっくりとですがスタンバイを始めています。
あとは当日が良い天気になることを願います。光川

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雨が降り、茶園に生えている雑草の正式な名前を調べ始めました。身近に触れている雑草なのに、学術的な名前を知らずにいた種類が多く、名前の特定作業は、ずっと前から、やりたかったことです。調べることで、それぞれの雑草の生態を理解し、除草作業の改善を図ったり、生えている雑草の種類によって茶園の状態を知ることが出来るようにもなりたいと考えています。(岩田文明)

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毎年、この時期になると紅茶品種「べにひかり」が手で摘み頃となります。
今年も、山ノ下茶園の「べにひかり」が、ウンカ(チャノミドリヒメヨコバエ)の食害を受け、生育中途中に生長が止まり、甘い香りが漂っている芽が多くありますが、芽が小さいため、茶刈り機では刈ることが困難な状態となりました。
そこで、量より質を狙うため、手摘みで収穫します。手摘みであっても成熟度を合わせたく、チーム岩田のメンバー皆で芽揃いを合わせながら、収穫しました。
今夜、萎凋(いちょう){萎らせて}して、明日、製茶します。とても楽しみです。(岩田文明)




年間の茶園管理をしていく中で、「二番茶(二番摘みの芽)」の収穫を出来るだけ控えるようになって、今年で3年目となりました。二番摘みからつくるお茶は、グッと少なくなってしまいましたが、草や落ち葉を主体とした栽培でこの地域の茶樹が育ち続けるリズムが、みえてきたように思います。さらに、少しずつですが、近年頻繁に起こる「干ばつ」や「日照不足」等の気象異変にも適応できる茶園に変化してきたように感じます。
一番茶の収穫時期が遅い奈良・月ケ瀬という茶産地で、肥料を入れない(有機栽培をしている茶畑だけ、年に一回、8月に施肥)栽培方法なので、7月の二番茶の時期にグングンと芽が伸びる茶園はありませんが、とくに実生(在来)茶園では芽が不揃いになる傾向があります。
そこで、昨年から、不揃いに二番茶の芽が出た茶園のみ、徒長芽(飛び出た芽)だけを刈り取る『「整枝」&「収穫」』作業を行うようにしています。こうすることで、10月の秋番茶、来年5月の一番茶を、茶刈り機で収穫する摘採面の枝葉が揃い充実して、様々な観点からみて良くなってきています。
この「整枝」&「収穫」作業で、茶刈り機の茶袋に入る二番摘み芽の収穫量は僅かですが、紅茶なら少量の生葉でも製茶が可能となります。
作業が非効率な茶園環境だからこそ、ひとつの作業をすることで、複数の大切な目的を果たせるような仕事が成立していくような方法を模索しながら進めていきたいと、考えています。(岩田文明)

「整枝」&「収穫」作業前の宮山茶園(在来)。手前は徒長芽。
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「整枝」&「収穫」作業を終えた宮山茶園(在来)
今年新しく再生した茶園ではワラビの生育が旺盛です。ワラビと言えば春の味覚の一つですが茶の木にとっては日光を遮る障害となるので人の手でひたすら抜いて行きます。光川

生育が旺盛な蕨(ワラビ)

蕨を抜いた後の茶園の様子