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二番摘み芽の「整枝」&「収穫」のこと

年間の茶園管理をしていく中で、「二番茶(二番摘みの芽)」の収穫を出来るだけ控えるようになって、今年で3年目となりました。二番摘みからつくるお茶は、グッと少なくなってしまいましたが、草や落ち葉を主体とした栽培でこの地域の茶樹が育ち続けるリズムが、みえてきたように思います。さらに、少しずつですが、近年頻繁に起こる「干ばつ」や「日照不足」等の気象異変にも適応できる茶園に変化してきたように感じます。

一番茶の収穫時期が遅い奈良・月ケ瀬という茶産地で、肥料を入れない(有機栽培をしている茶畑だけ、年に一回、8月に施肥)栽培方法なので、7月の二番茶の時期にグングンと芽が伸びる茶園はありませんが、とくに実生(在来)茶園では芽が不揃いになる傾向があります。

そこで、昨年から、不揃いに二番茶の芽が出た茶園のみ、徒長芽(飛び出た芽)だけを刈り取る『「整枝」&「収穫」』作業を行うようにしています。こうすることで、10月の秋番茶、来年5月の一番茶を、茶刈り機で収穫する摘採面の枝葉が揃い充実して、様々な観点からみて良くなってきています。

この「整枝」&「収穫」作業で、茶刈り機の茶袋に入る二番摘み芽の収穫量は僅かですが、紅茶なら少量の生葉でも製茶が可能となります。

作業が非効率な茶園環境だからこそ、ひとつの作業をすることで、複数の大切な目的を果たせるような仕事が成立していくような方法を模索しながら進めていきたいと、考えています。(岩田文明)

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「整枝」&「収穫」作業前の宮山茶園(在来)。手前は徒長芽。

 

 

 

 

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「整枝」&「収穫」作業を終えた宮山茶園(在来)

 

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