おかげさまで今年の収穫はすべて終了し、農閑期に行う仕事を始めています。
11月に入り、採草地で、ススキを刈り、括って運搬、茶園の畝間に敷詰めていく作業を進めています。
畝間に敷詰めたこのススキは、雑草抑制のためのマルチ的な役割がある他、干ばつ対策にもなります。さらに少しずつ分解されていくススキの栄養が、来年度以降のお茶を育てていくことになります。(岩田文明)

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おかげさまで今年の収穫はすべて終了し、農閑期に行う仕事を始めています。
11月に入り、採草地で、ススキを刈り、括って運搬、茶園の畝間に敷詰めていく作業を進めています。
畝間に敷詰めたこのススキは、雑草抑制のためのマルチ的な役割がある他、干ばつ対策にもなります。さらに少しずつ分解されていくススキの栄養が、来年度以降のお茶を育てていくことになります。(岩田文明)
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山の木々の葉も色づきはじめ、日に日に秋が深まる月ヶ瀬です。
秋は毎月恒例のオーガニックマーケットに加え、イベントで出店販売する機会が増える季節です。
温かい試飲のお茶をご用意してお待ちしております。ぜひおでかけください。
(タイミングがよければ、朝どりの原木生椎茸も販売いたします。)(道免)
*今月後半のマーケットのご案内*
■奈良オーガニックマーケット
日時:11月20日(日)9:00~14:00
会場:JR奈良駅前
httpss://www.facebook.com/n.o.m.kodomo/
※会場の都合で、今回は最終日曜日ではなく、1週繰り上げとなります。
■オーガニックベジフェス 収穫感謝祭
日時:11月20日(日) 10:30~15:00
会場:百萬遍知恩寺境内(京都市左京区田中門前町103)
■彩(いろどり)マーケット
日時:11月23日(水) 9:00~14:00
会場:奈良市役所 市庁舎前広場(奈良市二条大路1-1-1)
昨年より、種から苗をつくる取組みを始めましたが、今年も種採りの季節がやってきました。
茶樹は他家受粉するため、種子親が同じでも、その種から育つ茶樹の形質は、いろいろとなります。例えば、「やぶきた」を種子親として種を採った場合、「やぶきた実生」で、やぶきたのような特徴を引き継いでいるのは20数パーセントとなるそうです。
当園では、昨年「べにひかり」を種子親とする種を採り、まずは苗床で育ててみましたが、一年生の苗の様子はこんな感じです。初めての取り組みですが、これから数年かけて、種子親と似た特徴を持っている「実生苗」を選抜していきます。(岩田文明)
種を採った種子親の品種の特徴
今秋は10月中旬まで暑い日が続きましたが、秋番茶の収穫を始めて2週間が経ち、10月末になると例年並みの陽気となってきました。
奈良・月ヶ瀬では最低気温が5℃を下回り、いよいよ肌寒く感じる季節となりました。
秋番茶の最終日は、紅茶品種「べにふうき」の番茶を緑茶に製茶、「べにひかり」の番茶は紅茶に製茶しました。成熟した番茶でつくったので、どちらも、すっきりとしたお茶に仕上がりました。(岩田文明)
「べにふうき」の番茶 ⇒ 有機べにふうき緑茶となります。
「べにひかり」の秋番茶 ⇒「紅番茶」あるいは「ほうじ紅番茶」となります
左が「べにふうき緑茶」右が「べにひかり紅茶」
茶園では、毎年、年に二回(6月と9月)、チャドクガの幼虫が生まれるのですが、この時期に茶園での作業中に幼虫に触れると、皮膚がかぶれて腫れ上がり酷いかゆみに襲われます。茶の新芽を食べるだけでなく、人間にとっても、なかなか大変な虫です。そこで、この「チャドクガ」を減らすため、有機栽培茶園では、雄の蛾を誘引して捕獲する「フェロモントラップ」を設置しています。
本日、トラップの中を見てみたところ、写真のような感じで「茶ドク蛾」の成虫が入ってました。(岩田文明)
トラップに入った「チャドクガ」の成虫
フェロモントラップの設置状況
雄の蛾を誘引するフェロモン
秋番茶の収穫と製茶は終盤を迎えています。昨日、茶刈をした茶園は、イノシシが暴れて、作業中にUターンをするための足場が見事に崩されていました。毎年、晩秋になると、イノシシの動きが活発になります。
茶園のほうは、6月に収穫した刈下番茶以降、4か月間で、じっくりと順調に生育してくれました。来年の一番茶に向けて、準備が整いました。(岩田文明)
茶園の端にUターンをするスペースがないと、足に踏ん張りが効かず労力を費やしまます。
「ホリコシ峠」茶園の「おくみどり」。「有機一番摘み月ヶ瀬煎茶 満月」のとなる茶園です。
10月中旬になり、ようやく秋らしい陽気となり、毎日、秋番茶の収穫(整枝)と製茶をしています。今日は、宮山茶園の急傾斜の縦畝の茶刈りでした。急傾斜地を縦に動くため、専用のスパイク付の靴を履くことで、足元が滑りにくくなります。このようなところは、人が仕事をするには非常に体力を使う茶園ですが、茶樹にとってはとても育ちやすい茶園なのだと考えています(岩田文明)。
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昨日から、渋谷ヒカリエ8Fの「d47 design travel store」さんにて、『奈良 月ヶ瀬健康茶園/テロワール(地勢)を味わうー茶山から生まれた紅茶とお茶ー』が開催されています。
当園のそれぞれコンセプトが異なる「自然栽培」「有機栽培「つづける畑」シリーズの、煎茶、紅茶、ほうじ番茶等、28種類のお茶を展示販売して頂いてます。期間中の10月2日(日)午後、3日(月)午後、4日(火)午後の3日間は、岩田文明も試飲でおりますので、待ちしております。(岩田文明)
会期:2016年10月 1日(土) – 2016年10月14日(金)
時間:11:00 – 20:00(※最終日 17:00まで)
場所:渋谷ヒカリエ8F d47 design travel store
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.hikarie8.com/d47designtravelstore/event/2016/09/post-184.shtm
9月25日(日)の奈良オーガニックマーケットは出店をお休みさせていただきます。
参加協力させていただいております「第15回全国地紅茶サミットin奈良 関連イベント(こどもプログラム)」が月ヶ瀬にて開催されるため、スタッフ一同こちらのプログラムに参加致します。
https://nara-jikocha.net/allabout/?p=53
毎月のマーケットにて、当園のお茶をお買い求めにお越しのみなさまには、ご迷惑おかけして申し訳ございません。
また10月の最終日曜日には、奈良オーガニックマーケットに出店予定ですので、ぜひお出かけください。
秋から始まる原木栽培生椎茸の収穫シーズンとも重なる頃ですので、当日朝に収穫できた分がありましたら、今年も量り売り販売をさせていただく予定です。
来月も宜しくお願いいたします。
(道免)
手摘みイベントを開催する9月24日は晴れの予報だったのですが、急きょ、午前が曇りで昼頃から雨という予報に変わりました。そこで、午前中は天気がもちそうなので、朝からは手摘みを行い、お昼あるいは雨が降り始めた時点でイベントを終了させて頂くことに致します。その後は、室内で楽しんで頂ける企画を計画しております。
明日の午前中、手摘みを行うのは「キトロデ茶園:やぶきた実生&やまとみどり実生」。雨宿りの場所まで近く、現在、芽数が多い茶園なので、短時間で収穫量を見込める茶園です。今秋はコロコロと変わりやすい天気が続いてますが、イベント企画もできる限り天候に柔軟に適応していきたいと考えております。どうぞ、よろしくお願い致します。(岩田文明)