今春、茶山に植えた種ですが、発芽が始まっています。昨年の状況から、7月頃には出揃ってくると思われます。茶の実から発芽する経験は、今年で、まだ3年目ですが、嬉しい瞬間です。(岩田文明)

べにひかり実生(コイキビロ茶園)
今春、茶山に植えた種ですが、発芽が始まっています。昨年の状況から、7月頃には出揃ってくると思われます。茶の実から発芽する経験は、今年で、まだ3年目ですが、嬉しい瞬間です。(岩田文明)
べにひかり実生(コイキビロ茶園)
5月に新茶を終えた後、6月は「有機ほうじ番茶」となる刈下番茶の収穫と製茶に集中してきましたが、おかげさまで、計画どおり、旬の時期に終えることがきました。
今、当園の茶園の樹高は、一年で最も低くなっていて、来年の新茶に向けての準備が完了した状態になっています。当園の栽培体系だと、ちょうど今、一年の区切りの時期を迎えたことになります。(岩田文明)
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収穫直後の「刈下番茶」。この後、製茶・貯蔵熟成・焙煎して、「有機ほうじ番茶」となります。
『新茶のご案内』でお伝え致しました通り、今年は32年ぶりという寒い冬となり、その寒かった冬を乗り越えた茶樹でしたが、いざ新茶を収穫して製茶してみると、これまで経験したことのない風味(舌を刺すような渋味)のあるお茶がたくさん仕上がってきました。しかし製茶して数日後には、その渋味は消え、まろやかになり、お届けさせて頂ける新茶となりました。目に見えないところにも寒波の影響があり、渋味は寒さというストレスが育んだ自然な特徴であったのではないかと考えております。
今年の新茶は、当初『新茶のご案内』で書かせていただいたような甘さは少ない傾向となりましたが、地(ぢ)の風味があり、引締まった重みを体で感じるようなお茶に仕上がりました。今年の新茶を飲み続けてみると、当園で40か所以上に点在する茶園の中で、土壌中のミネラル含有量の高い茶園で収穫したお茶と同じような特徴を感じます。今年の気候が育てた2018年の新茶を楽しんで頂くことが出来れば幸いです。どうぞ今季もよろしくお願いいたします。
新茶のご案内では、「冬が寒かった年は、甘い新茶ができる」のではないかとお伝えしておりましたが、つくってみると、ここ数年の新茶と比較して甘味の少ない新茶が出来ました。実際には、寒さに耐えるために(茶の木が凍らないために)甘味となる成分は使われてしまったのではないかと考えられます。甘味の含有量が少ない反面、茶樹のストレス反応などから、例年感じられなかったような成分が増加して、それが今年の新茶の特徴となっているように思います。
「冬が寒かった年は、香りに特徴ある新茶ができる」という表現が適切であったと考えております。(岩田 文明)
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数少ない冠茶の畑です。
本日も快晴です。
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昨日は、暗くなるまで 総出で茶を刈りました。雨の予報に向けて収獲をどんどん進めます。
日が暮れると製茶工場へ集合 萎凋層に 新芽を満タンに入れる作業です。
雨の予報に間に合うよう 精一杯 動きました。
一方で、製茶工場では 緑茶の製茶が進みます。
製茶工場を巡回して機会を操作する姿も、茶の芽を投入する腕の動きも早すぎてカメラに収まりません。
工場すぐ外の 萎凋も香しくなってきて 「ええかおりでてきたなぁ!!」
作業が終わると 外はすっかり真っ暗でした。
そのあと製茶は続き、思ったよりも早く紅茶の製造が始まり夜明けまで紅茶の製造でした。
予想通り本日は 雨。
まだまだ 紅茶の製造が続きます。
こちらも いい萎凋が出来てきているようです。
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晴れ間の続く限り収穫をします。
圃場では 2チームで収穫の作業 1チーム3人そして、茶の芽を運ぶ担当一人
製茶工場では製茶チーム いつもひとりの工場も、今年は二人でスターとです。
そして、小分け出荷チームは伝票袋の準備の合間に萎凋棚の管理
萎凋が進むように、萎凋が進みすぎないように、数時間ごとに森へ駆けつけます。
「これは、微萎凋で!!」「これは強萎凋で!!」
製茶工場の窓から指示が飛びます。
今季も、圃場毎品種ごと、ロット毎に丁寧に仕上げます。
はじまりました。2018年 茶刈 !!
むかしむかしから、一番早くに新芽が出ると言われる南東向きの斜面
長引・宮山からスタートです。
縦畝の急傾斜の茶刈の雰囲気が伝わるとうれしいです。
今年も一つ一つ丁寧に仕上げてまいりたいと思います。
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新茶のご案内ができました。今年は、昨年より1週間ほど早いペースで生育しています。40か所以上に点在している茶園の中で、まずは『早生品種の「さえみどり」「さやまかおり」』から始まります。
『2018年新茶のご案内』が出来ました。今季も、よろしくお願い致します(岩田文明)
種を植えた茶山に有機物を敷詰めています。「来年、種を植える予定の笹林で粉砕して準備しておいた有機物を「軽トラで運搬」⇒「クローラーで分配」⇒「均して仕上げる」という順序で進めています。
新茶の 収穫を始めるまでに、成園の除草作業を進めながら、種を植えた茶山に有機物を敷詰め終えてしまえるように、急ピッチで進めているところです(岩田文明)
来年、種を植える予定の笹林で準備しておいた「有機物」。ここから 地域内循環します。
種を植えた茶山に、クローラーで有機物を分配中(コイキビロ)
今年で二年目となった種植え作業。当園のメンバー総出で、予定通り進めることができ、おかげさまで今季終了しました。
茶の実を植えた後、収穫出来るようになるのは6~10年先と見込んでいますが、茶の木が生長していく過程を観ながら、それを日常の仕事に活かしていくことも大事だと考えています。(岩田文明)
笹林となっていた茶山に種を植える(コイキビロ茶園)
将来茶の樹が一株育つ地点に、8粒の種を蒔きました。べにひかり実生。