月ヶ瀬健康茶園

お知らせ・ブログ

種採りのこと

種採りの作業を開始してから、10日が経ちました。晴れた日は、いろいろな種類の蜂が飛んできて、ぶんぶんと賑やかです。

スズメバチは怖いですが、このおかげで種できます。岩田文明

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農閑期の仕事を始めました

おかげさまで今年の収穫はすべて終了し、農閑期に行う仕事を始めています。

11月に入り、採草地で、ススキを刈り、括って運搬、茶園の畝間に敷詰めていく作業を進めています。

畝間に敷詰めたこのススキは、雑草抑制のためのマルチ的な役割がある他、干ばつ対策にもなります。さらに少しずつ分解されていくススキの栄養が、来年度以降のお茶を育てていくことになります。(岩田文明)

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昨年から始めた種採りのこと

昨年より、種から苗をつくる取組みを始めましたが、今年も種採りの季節がやってきました。

茶樹は他家受粉するため、種子親が同じでも、その種から育つ茶樹の形質は、いろいろとなります。例えば、「やぶきた」を種子親として種を採った場合、「やぶきた実生」で、やぶきたのような特徴を引き継いでいるのは20数パーセントとなるそうです。

当園では、昨年「べにひかり」を種子親とする種を採り、まずは苗床で育ててみましたが、一年生の苗の様子はこんな感じです。初めての取り組みですが、これから数年かけて、種子親と似た特徴を持っている「実生苗」を選抜していきます。(岩田文明)

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種を採った種子親の品種の特徴

 

 

 

 

161108_095917同じ種子親から種を採り、苗床で育てた様子。これを定植して、数年のうちに似た特徴を持つ苗を選抜していきます。葉の形や色が種子親の品種と似ている苗も多数あります。

 

 

 

 

秋番茶の最終日のこと

今秋は10月中旬まで暑い日が続きましたが、秋番茶の収穫を始めて2週間が経ち、10月末になると例年並みの陽気となってきました。

奈良・月ヶ瀬では最低気温が5℃を下回り、いよいよ肌寒く感じる季節となりました。

秋番茶の最終日は、紅茶品種「べにふうき」の番茶を緑茶に製茶、「べにひかり」の番茶は紅茶に製茶しました。成熟した番茶でつくったので、どちらも、すっきりとしたお茶に仕上がりました。(岩田文明)

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「べにふうき」の番茶 ⇒ 有機べにふうき緑茶となります。

 

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「べにひかり」の秋番茶 ⇒「紅番茶」あるいは「ほうじ紅番茶」となります

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左が「べにふうき緑茶」右が「べにひかり紅茶」

フェロモントラップに入ったチャドクガの成虫

茶園では、毎年、年に二回(6月と9月)、チャドクガの幼虫が生まれるのですが、この時期に茶園での作業中に幼虫に触れると、皮膚がかぶれて腫れ上がり酷いかゆみに襲われます。茶の新芽を食べるだけでなく、人間にとっても、なかなか大変な虫です。そこで、この「チャドクガ」を減らすため、有機栽培茶園では、雄の蛾を誘引して捕獲する「フェロモントラップ」を設置しています。

本日、トラップの中を見てみたところ、写真のような感じで「茶ドク蛾」の成虫が入ってました。(岩田文明)

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トラップに入った「チャドクガ」の成虫

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フェロモントラップの設置状況

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雄の蛾を誘引するフェロモン

 

足場は崩されましたが、生育は順調です

秋番茶の収穫と製茶は終盤を迎えています。昨日、茶刈をした茶園は、イノシシが暴れて、作業中にUターンをするための足場が見事に崩されていました。毎年、晩秋になると、イノシシの動きが活発になります。

茶園のほうは、6月に収穫した刈下番茶以降、4か月間で、じっくりと順調に生育してくれました。来年の一番茶に向けて、準備が整いました。(岩田文明)

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茶園の端にUターンをするスペースがないと、足に踏ん張りが効かず労力を費やしまます。

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「ホリコシ峠」茶園の「おくみどり」。「有機一番摘み月ヶ瀬煎茶 満月」のとなる茶園です。

 

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秋番茶の収穫作業

10月中旬になり、ようやく秋らしい陽気となり、毎日、秋番茶の収穫(整枝)と製茶をしています。今日は、宮山茶園の急傾斜の縦畝の茶刈りでした。急傾斜地を縦に動くため、専用のスパイク付の靴を履くことで、足元が滑りにくくなります。このようなところは、人が仕事をするには非常に体力を使う茶園ですが、茶樹にとってはとても育ちやすい茶園なのだと考えています(岩田文明)。

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茶園の状況

24日の手摘みイベントの日が近づいて来ました。

茶の芽もゆっくりとですがスタンバイを始めています。

あとは当日が良い天気になることを願います。光川

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恵みの雨

2週間程(茶園によっては20日近く)雨が降らず猛暑が続いていましたが、今日の夕方、ようやく雨が降りました。

雨が降らない日が続いたのであれば、「雨が降らない」というストレスを茶樹が経験することで、それに適応できる力をつけて欲しいと考えると同時に、茶の木の様子を観ているとそろそろ雨が降って欲しいなと思っていた所でした。

カラカラになっていた環境に、たくさんの雨が急激に降ったので、夜には深い霧が発生し、昨日までとは一気に空気が変わりました。

(岩田文明)

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熱したアスファルトに、大粒の夕立が降り出す。

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乾いた葉の表面にも、雨粒が落ちてきました

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手摘みの紅茶(べにひかり セカンドフラッシュ) 

毎年、この時期になると紅茶品種「べにひかり」が手で摘み頃となります。

今年も、山ノ下茶園の「べにひかり」が、ウンカ(チャノミドリヒメヨコバエ)の食害を受け、生育中途中に生長が止まり、甘い香りが漂っている芽が多くありますが、芽が小さいため、茶刈り機では刈ることが困難な状態となりました。

そこで、量より質を狙うため、手摘みで収穫します。手摘みであっても成熟度を合わせたく、チーム岩田のメンバー皆で芽揃いを合わせながら、収穫しました。

今夜、萎凋(いちょう){萎らせて}して、明日、製茶します。とても楽しみです。(岩田文明)

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