梅雨が明けた後、まとまった雨が降ってませんでしたが、ようやく恵みの雨です。今年は、気温が高い影響もあったのか、短時間の雨では水が地中まで浸み込まず、岩盤の上の雑草が枯れてしまうほどの干ばつ被害が出ていました。茶樹も、こういった場所で、根が浅い幼木で、干ばつの被害が出てきている所もありました。
今回の干ばつで、樹齢の若い実生園で自然淘汰される幼木もありましたが、生き延びた茶樹は更に適応能力を高めてくれるような茶園環境をつくっていくことが大事だと考えています。(岩田文明)
梅雨が明けた後、まとまった雨が降ってませんでしたが、ようやく恵みの雨です。今年は、気温が高い影響もあったのか、短時間の雨では水が地中まで浸み込まず、岩盤の上の雑草が枯れてしまうほどの干ばつ被害が出ていました。茶樹も、こういった場所で、根が浅い幼木で、干ばつの被害が出てきている所もありました。
今回の干ばつで、樹齢の若い実生園で自然淘汰される幼木もありましたが、生き延びた茶樹は更に適応能力を高めてくれるような茶園環境をつくっていくことが大事だと考えています。(岩田文明)
今年は雨が多く、春の訪れが少し早そうなので、例年より早めに、春整枝を開始しました。
昨年の秋まで伸びた枝葉を整枝して、新茶を収穫する摘採面をつくっていきます。(岩田文明)
おかげさまで、当園の一番茶の収穫を、昨日、ほぼ終えることが出来ました。今日から雨降りの予報だったので、後半は、そのタイミングに合わせるように収穫と製茶を優先して進めました。
今年は、早い時期に芽が出る茶園の収量が極めて少ない傾向にありましたが、後半の「おくみどり」「やまとみどり実生」「べにひかり」などの晩生種は、収穫適期での収量が多かったです。また当初は、今年は早い時期に収穫が始まりそうな状況でしたが、結局、これらの晩生種は、例年並みの時期に収穫となりました。
今年は、しっかりと紅茶をつくることができました。
お待たせして申し訳ございませんが、今季もよろしくお願い致します。(岩田文明)
収穫前の除草作業。休憩中に眺めているのは、写真左側から青山高原(東方向)~室生火山群(南東方向)と連なる山々です。(岩田文明)
南東向きの温暖な斜面に育つ、早生品種「さえみどり」。
過去20年で最も早いペースで生育しています。
新茶を茶刈機で収穫出来るよう、春整枝をしています。これから、この整枝面から新芽が膨らんで伸びてきます。順調に育ってほしいと思います(文明)
新たに防霜ファンを設置した茶園での春整枝作業
整枝面
今年に入ってから少しずつ進めてきた防霜ファンの電柱建て。今日は昔の木柱ファンを抜いて、新たに鋼管を建て直したのですが、最後の場所の木柱が太くて長くて重くて、2m近くも埋まっていて、とても大変でした。昔の人は、こんな木柱を茶園の真ん中にどうやって建てたのだろうと思いました。今日は38本目で、計画していた本数を、すべて完了しました。(岩田文明)
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茶の実を植えて2年経過した幼木園。冬になると、畝間の一年生の雑草が枯れるので、抜根すべき多年草を発見し易い状態になります。じっと目を凝らして、植え替え前に育っていた茶樹の根や、笹根を見付けながら掘っていきます。お茶も、これだけ小さな根が埋まっているだけで、再び芽が出てくるので、たくましい植物だと思います。(岩田文明)
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ずっと昔、奈良・月ヶ瀬で種を撒いて茶園をつくっていた時代の在来種。管理されなくなって10年以上が経ち背が高くなりましたが、再生して栽培を開始させて戴けることになりました。思った以上に幹が堅く、トリマーでなく、チェーンソーを使いました。(岩田文明)
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今冬は、茶園で、防霜ファン入替や新規設置作業をしているのですが、昔の防霜ファンの木柱の根元の腐った所に、「スズメバチの巣」がしてあり、秋まで、近寄れず、防御服を着ても巣を採れない場所がありました。今日は、その木柱を撤去したところ、木柱の中には空洞があり、倒している途中に折れ、中には立派な巣がありました(岩田文明)。
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