月ヶ瀬健康茶園

お知らせ・ブログ

イギリスのコッツウォルズ地方に来ています

茶園スタッフ有志のメンバーで、イギリスのコッツウォルズ地方に来て四日目となりました。オーガニックの農場やカフェ、ショップ、教育の現場などを訪問させて頂きながら、携わる方々のお話を伺っています。しばらくの間、スタッフ3名不在にさせて頂きますが、よろしくお願いします。岩田文明IMG_1480IMG_1484IMG_1500

種を植える茶園をつくっています

こちらは2か月前迄笹林だった所ですが、笹の粉砕、粉砕した笹の回収と自家茶園への投入という工程を経て、ようやく地元の専門業者の方に根の鋤取りや深耕を始めてもらうことができました。たくさんあった地上部の有機物は、きれいに回収できたのですが、根の量も多く根の山がたくさん出来てきました。この場所は古琵琶湖層群の地層が表層にあるため、粘土やシルトの層、山砂利の層、朱色・赤・黄・白・肌色などいろいろな土があります。(岩田文明)

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古琵琶湖層群の地層に種を植える

 

 

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2017年1月の状態

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地上部の有機物を回収した部分(上)と、まだの部分(下)2017年2月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶山に種を植える準備を始めました

今春、種を植える茶山の準備を始めています。

一昨日は雨が降ったので電気柵のガイシ付けや笹の棒切りをしました。土をひっくり返したりするイノシシは15年程前から増えてきましたが、幼木の新芽をかじったりする鹿も最近は増えています。これまでは高さ1.2mの猪用の電柵棒を使っていましたが、今回は初めて鹿用1.8mを導入しました。

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昨日は晴れたので、種を植えるポイントを計測しながら、笹の棒を立てていきました。ここの茶山は山の斜面に沿って4区画あり、それぞれ広さや方角、標高、土質といった条件が異なりますので、その条件に合いそうな品種の種を地形に沿って植えていく計画をしています。(岩田文明)

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粉砕した笹を茶園に入れ始めました

ミニユンボのハンマーナイフモアで粉砕した笹が乾いてきたので、集草、袋詰めして、茶園の畝間に入れ始めました。これで、粉砕⇒乾燥⇒集草⇒袋詰め⇒運搬⇒投入まで、繋がりました。背丈以上もの高さのあった笹ですが、粉砕、乾燥することで、笹の体積が小さくなり、軽くなり、効率の良い仕事が出来ました。(岩田文明)

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集草作業

 

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袋詰め作業

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運搬

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葛の根を掘り、「月ヶ瀬本葛」づくりを始めました

 

年始に、吉野「中井春風堂」さんの葛会に参加してから、自分達でも葛をつくってみたいと思っていました。

ちょうど、今春、茶の種を植えるため、草刈りをしている所で、太い葛のツルがたくさんあり、株元をチェックしてありました。ここは南東向きの赤土で、昔、菜園畑だった所で、30年以上草刈りをしていないという立地条件です。さらに根にデンプンが蓄積された厳寒期に掘るというタイミングなので、どのような本葛が出来上がるか、とても楽しみです。

葛会では、

●吉野本葛は「クズ」の根から取り出した(葛でん粉)だけを原材料とし精製したもの。

●吉野葛は、葛でん粉を主原材料に用い、従原材料としてさつま芋から採取した(甘しょでん粉)を混合したもの。

と教わったので、今回は「月ヶ瀬本葛」をつくるということになります。(岩田文明)IMG_6536

 

 

 

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600万年前、古琵琶湖が発生した月ヶ瀬北東(伊賀盆地西方)地域

自然栽培を意識したお茶をつくるようになってから、自分たちが茶栽培を営む地域の地質について、もっと知りたいと思うようになってきました。300万年~500万年前に伊賀盆地に古琵琶湖が存在した頃の古琵琶湖層を含んでいる場所もあることは分かっていたのですが、最近、読み始めた「移動する湖、琵琶湖」という本には、『古琵琶湖が発生したのは約600万年前、伊賀盆地西方の月ヶ瀬石打ブロックである』と書かれていました。当園が茶を栽培する地域の東側が、この古琵琶湖層を含む区域になります。この話が、何を意味して、お茶とどのように繋がっていくかは、まだ分かりませんが、とても興味深く感じます。岩田文明

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今、読んでいる本

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古琵琶湖層に茶樹を植栽した茶園の横の土手

 

 

笹ジャングルの奥へと続く獣道を発見

ミニユンボに付けたハンマーナイフモアで険しい笹林を粉砕中、奥へと続く獣道を発見しました。この辺りはジャングルの中心部なので、人が入ってくることが一切出来なかった所です。地域内には、こういったジャングルが、あちこちにありますが、人里近くにも関わらず人が近づくことができない、このような空間がイノシシの住処となり獣害が増えてきたのではないかと思います。こうやってイノシシのアジトを破壊していくことも、この作業の大切な目的の一つでもあります。(岩田文明)IMG_6515

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落ち葉の回収と茶園への投入

農閑期のメイン業務の一つ、落ち葉の回収と茶園への投入の真っ最中です。「回収場所の選定」⇒「かき集め」⇒「袋詰め」⇒「運搬」⇒「茶園への投入」とう順序で各工程ごとにチームワークによって進めていきます。

茶園では「有機物投入」の目的の他、「雑草抑制のマルチ」「干ばつ対策」、落ち葉回収場所では「農道保全」といった、多面的・公益的な役割を果たせるよう考えています。茶園の畝間に投入された落ち葉は、来年度、畝間でボチボチ分解されいきます。(岩田文明)

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落ち葉をかき集めた状態

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茶園の畝間に投入し終えた状態

 

 

「葛会」参加と耕作放棄地の「葛」

先週末、当園スタッフと子供達の有志のメンバーで奈良・吉野の中井春風堂さんの葛会に参加させて頂きました。店主である中井さんの楽しく分かり易いお話とともに、「吉野本葛」の雑じりっ気のない葛本来の風味と作り立ての食感を体験させて頂いたり等、美味しく楽しい充実した時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

その後、葛の話題で盛り上がりが続いている中、農閑期に計画していたメイン業務の一つ、ハンマーナイフモアで茶園に隣接する笹林の開墾を始めました。耕作されなくなって20年以上経過して、笹や蕨、葛などが蔓延っている所です。ユンボを運転しながら、掘ってみたいと思う葛のツルとその根元をチェックしながらの作業となりましたが、良さそうなのが、いくつかありました。(岩田文明)

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木をツタって、上に延びている葛のツル。なかなか良さそうです。

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チェックした葛のツルの根元

 

 

 

 

 

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背丈より高く延びた笹を、ハンマーナイフモアで、粉砕していきます。

 

 

 

 

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ハンマーナイフモアでチップにした、笹などの草。しばらく乾かしてから、集草して、隣接する自然栽培の老間茶園に投入します。

 

さうう

初仕事について

今日は、月ヶ瀬健康茶園の初仕事となり、通常の業務の他、今春に種を植えるため抜根した茶の木を、皆で燃やしました。昼食は、茶の木の熱源で、焼いたり炊いたりして調理して食べました。樹は植えたらずっとそのままなので、作業をしながら、農道のつけ方、植えるお茶の種類、縦畝に植栽するか横畝い植栽するかなど、いろいろと想いが巡りました。(岩田文明)

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昼食づくり

 

 

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終了間近の様子

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最後に土を被せて鎮火しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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