刈下番茶の収穫や、茶園の整枝作業を進めています。いろいろな茶園がある中で、在来(実生)茶園は、挿し木でなく、種から育っているため、一株一株の特徴が異なり、茶園が凸凹になりやすいです。そのため綺麗に整枝しても、茶の木に合わせて収穫を繰り返していれば数年でまた凸凹になってきます。ウエーブのような茶園の風景も良いのですが、管理作業が大事なので、定期的な整枝を行っていきます。(岩田文明)

茶園に合わせて収穫を繰り返すため、凸凹になってきた茶園。

5年ぶりに、刈りこんで整枝しました。
刈下番茶の収穫や、茶園の整枝作業を進めています。いろいろな茶園がある中で、在来(実生)茶園は、挿し木でなく、種から育っているため、一株一株の特徴が異なり、茶園が凸凹になりやすいです。そのため綺麗に整枝しても、茶の木に合わせて収穫を繰り返していれば数年でまた凸凹になってきます。ウエーブのような茶園の風景も良いのですが、管理作業が大事なので、定期的な整枝を行っていきます。(岩田文明)

茶園に合わせて収穫を繰り返すため、凸凹になってきた茶園。

5年ぶりに、刈りこんで整枝しました。
一番茶が終わり、茶園の整枝を進めています。紅茶品種「べにふうき」の一番茶の生育が良く、例年より厚みのある園層が出来たので、二番茶(セカンドフラッシュ)も収穫できるような整枝をしました。農薬を使わずに栽培すると、これからの季節に生育する新芽は、多かれ少なかれウンカによる食害の被害を受け、生長が停滞してしまうことがよくあります。しかし、このウンカの食害を受けた新芽は「蜜香」「熟果香」「マスカテルフレーバー」等と呼ばれるような、とても良い香りになるため、紅茶を作りたいと考えています。そのため、生育が止まった新芽でも出来るだけ収穫できるよう丁寧に整枝を行いました。新芽が成長して、整枝面より上に出てからウンカの食害を受けて欲しいですが、あとは自然まかせです。(岩田文明)

袋に受けた緑茶は、「有機べにふうき緑茶」に製茶します

170609_整枝が終わった「べにふうき」の茶園
5月10日、早生品種「さえみどり」から始めた収穫と製茶でしたが、約20日間、晩生品種「べにひかり」や「べにほまれ」を最後に無事終えることが出来ました。お茶の収穫は、新芽が若すぎても成熟し過ぎても良くなく、刈り頃(収穫適期)に刈ることが非常に重要となります。当園では6~7年前から、乗用型茶刈機の導入が困難な茶山や在来(実生)茶園を広げながら自然栽培によるお茶づくりを進めてきましたが、同時に、農繁期は家族やスタッフ、パートさんも総動員で収穫と製茶を行っていく新たな体制も出来てきました。天候にも恵まれ、チーム岩田みんなの力を合わせながら、おかげさまで35か所70区画の茶園を、収穫適期にまわりきることができました。
今年は、4月中旬以降、晩霜被害が無く、どの茶園でも、これまで見たことがないようなきれいな新芽がいっせいに芽吹きました。面積当たりの収穫量は少なめでしたが、例年に比べて雑味の少ない上品な新茶に仕上がっています。しばらく7月頃までは、新茶でお届けさせて頂きますので、今年の気候で育ったお茶の特徴を、お楽しみいただくことが出来れば幸いです。
新茶で出荷させて頂いておりますお茶は、次の通りです。
「有機一番摘み月ヶ瀬煎茶」
「有機一番摘み月ヶ瀬冠茶」
「有機一番摘み月ヶ瀬煎茶(満月)」
「有機紅茶月ヶ瀬春摘み」
今季も、よろしくお願い致します。(岩田文明)

宮山の急斜面の茶山で、光川・岡野(助っ人)・増田チームによる「べにふうき」の収穫

山ノ下の茶畑で、文祥・丸山・増田チームでの「やぶきた」の収穫

コクダシ2の茶畑で、文祥・道免ペアによる茶刈

ゲンダラ実生茶園で、文祥・光川・増田チームによる茶刈

ゲンダラ圃場で、光川・美代・文祥チームによる茶刈

文明・石田チームでの紅茶製造

学校が休みの日に、長男の文月も、袋持ちを手伝ってくれました。

文明・文地(次男)チームでの煎茶の製茶
5 月10日から新茶の収穫と製茶を始めました。今季、霜の被害が無く、点在するすべての茶園の新芽が順調に生育してきました。

5月10日、宮山「さえみどり」から、収穫を始めました。

花崗岩の山に植えた「さえみどり」。茶刈の時、足元注意です。

宮山の急傾斜地 縦畝茶園の収穫。5月12日

茶刈機2台での収穫。梅ケ谷茶園5月12
日常、袋詰めや荷造り、事務作業をしているパートさんやスタッフも、この時期は茶刈や製茶の補助にも入ります。
当園では、生産から企画や出荷まで、一貫したお茶づくりを行っていますが、携わっている人も一貫した作業を行います。
35か所(70区画)の茶園すべてで、適期に収穫できるよう、これから総出で頑張ります。(岩田文明)
朝夕は冷えますが、日中は初夏の陽気を感じるようになってきました。今年は遅霜もなく、すべての茶園の新芽が順調に育っています(岩田文明)

梅ヶ谷茶園の「やぶきた」。有機一番摘み月ヶ瀬煎茶に製茶して、新茶でお届け予定です

ホリコシ峠茶園の「おくみどり」。有機一番摘み月ヶ瀬煎茶(満月)新茶でお届け予定の限定茶園。

ホリコシ峠茶園の「在来」。自然栽培の「紅茶」あるいは「萎凋煎茶」に製茶予定です。

ホリコシ峠茶園の「はつみどり」。自然仕立て園です。

ホリコシ峠茶園の「さやまみどり」。自然栽培紅茶となる予定です。
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新茶のご案内が完成しました。今年は5月10日過ぎ早生の「さえみどり」から始まり、5月後半の「べにほまれ」や極晩生の「やまとみどり」まで、15~20日間、収穫・製茶を行う予定です。詳しくは、こちら(2017新茶のご案内)をご覧ください。(岩田文明)
今春、3か所の茶山に、5万個の種を植えています。3か所の中でも最も広い「ゲンダラ3」茶園は、いつも袋詰めや出荷、電話受付を担当してれているパートさんや、一緒に勉強会をしている方々にも手伝ってもらい、おかげさまで一気に作業が進みました。日常の業務では各自の担当はありますが、一年の中で、茶刈や手摘みといった収穫、手摘みや喫茶などのイベント、落ち葉回収、そして今回の種植え等、チームのメンバーが皆で一つの工程を共有する時間をつくっていくのは、貴重なことだと考えています。(岩田文明)

ゲンダラ3茶園での種の植付作業風景。左奥の山は、表面を鋤き取って積み上げた笹根の山。

2~3日間、水に漬けて沈んだ種だけを使います。
現在、茶山への種の植え付け真っ最中です。植えた後、イノシシに土をひっくり返されないよう、獣害対策として電気柵を厳重に張っています。数年前までは、イノシシ用として高さ120㎝・2段張りの棒を使用していましたが、今回からはイノシシ&鹿用として高さ180㎝・三段張りの棒に切り替えました。
鹿には、幼木の時に新芽をかじられるのですが、これまで「おくみどり」や「さえみどり」などの緑茶系品種より、「べにふうき」や「べにひかり」といった紅茶品種系の幼木の方が、かじられた形跡が目立つ傾向にありました。
月ヶ瀬地域では、約20年前迄は野生のイノシシを見たことがありませんでしたが、15年程前からイノシシが増え始めて、電柵の必要性が出てきました。最近は、鹿も増えています。農業の営みを強化して、草を刈り、地域内の耕作放棄地を減らし、人とイノシシ等の獣が、お互いに少しでも離れた環境で過ごせるようになりたいものです。(岩田文明)

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イギリスで予定通り研修を終え、通常の仕事に戻っています。おかげさまで、今後のお茶づくりに活かしたいと思えるような多くの学びをさせて頂くことができました。ありがとうございました。
種 の植え付けを始めています。新たな茶園が誕生する記念すべき工程を、チームワークで進めて行きます。(岩田文明)

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茶園スタッフ有志のメンバーでイギリスに来て、後半の四日間は、ロンドン市内で短期滞在型のアパートを借りて、各自行きたいところに出かけるという毎日でした。(岩田文明)

毎日、商店街のような所で開催されているマーケットですが、土曜が出店者が多く最も賑やかになる「バラマーケット」。

いつもは、三重や奈良のオーガニックマーケットで出展者として参加ですが、今回はお客さんとしての参加です。

大英博物館、科学博物館、自然史博物館、グリニッジ天文台など、いろいろミュージアムをまわりました。月ヶ瀬健康茶園ミュージアム(仮称)構築に向けて、イギリスの博物館に行けたことがよかったと思いました。 古代エジプトの花崗岩(月ヶ瀬と同じ種類の岩)の彫刻と一緒に撮影。

大英博物館の前にあるお店。ここでアフタヌーンティーをしました。

初めて経験したアフタヌーンティ。とても美味しく、満足しました(写真は二人分)

オーガニックの品揃えが豊富なホールフーズマーケット。

毎日通ったスーパー。

スーパーで、オーガニック食品を欲しいと思う人が、オーガニックを選べば購入できるというスタイルがありがたいと思いました。

イギリスでは「ソイルアソシエーション」が認証しているオーガニック食品の割合が高いように思いました。

野菜以外にも、卵やチーズ、ミルク、スープまでオーガニックが揃いました。
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