種を植えて、二年目の実生茶園。一時は、雑草に覆われかけましたが、作業はギリギリ追いついています。
生長するにつれて、それぞれ、種採りをした茶樹の品種に似ているか、似ていないか、少しずつ分かるようになってきました。来年以降、いよいよ間引き作業(似ている株を残して、似ていない株を除いていく)を始める予定です(岩田文明)

さえみどり実生

そうふう実生

ごこう実生

べにひかり実生
ムカデの卵
茶園での除草作業中に、ムカデとムカデの卵を発見。卵を産んだ直後?のような気配でした。
ムカデは土壌動物なので、茶園の中での大切な役割と思うので、撮影後、逃がしました。
珍しい発見でした(岩田文明)
新しくつくった茶園の除草作業
春に種を植えた茶園は、毎年、梅雨明けの頃になると、雑草に覆われてきます。
雑草に覆われて、陽が当たらなくなると、苗は草に負けてしまうことになるので、今の時期、除草作業に、まわりきれるかどうかが重要なポイントになります。
自然栽培で茶苗が育つようにしたいので、全面除草せずに、苗の周辺だけを除草して、植生が豊富な茶園環境にしていきます。(岩田文明)

除草前、草で覆われてきた頃

茶苗の周辺のみ、除草を終えた様子
夏摘み紅茶をつくっています
梅雨が明けた頃から、夏の新芽が収穫出来るタイミングとなり、夏摘み紅茶をつくっています。
今の季節につくる紅茶は、気温が高く、発酵で香気をつくれるので、しっかりと揉み込んで、出来るだけ紅くしていきます。。
6月に、番茶を収穫しなかった茶園で、整枝を兼ねながら、しばらく、紅茶を作り続ける予定です。(岩田文明)
旬の時期に採り終えました
5月に新茶を終えた後、6月は「有機ほうじ番茶」となる刈下番茶の収穫と製茶に集中してきましたが、おかげさまで、計画どおり、旬の時期に終えることがきました。
今、当園の茶園の樹高は、一年で最も低くなっていて、来年の新茶に向けての準備が完了した状態になっています。当園の栽培体系だと、ちょうど今、一年の区切りの時期を迎えたことになります。(岩田文明)

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収穫直後の「刈下番茶」。この後、製茶・貯蔵熟成・焙煎して、「有機ほうじ番茶」となります。
2018年 茶刈始まりました
はじまりました。2018年 茶刈 !!
むかしむかしから、一番早くに新芽が出ると言われる南東向きの斜面
長引・宮山からスタートです。
縦畝の急傾斜の茶刈の雰囲気が伝わるとうれしいです。
今年も一つ一つ丁寧に仕上げてまいりたいと思います。
今季もどうぞよろしくお願いいたします。

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農作業の様子
種を植えた茶山に有機物を敷詰めています。「来年、種を植える予定の笹林で粉砕して準備しておいた有機物を「軽トラで運搬」⇒「クローラーで分配」⇒「均して仕上げる」という順序で進めています。
新茶の 収穫を始めるまでに、成園の除草作業を進めながら、種を植えた茶山に有機物を敷詰め終えてしまえるように、急ピッチで進めているところです(岩田文明)

来年、種を植える予定の笹林で準備しておいた「有機物」。ここから 地域内循環します。

種を植えた茶山に、クローラーで有機物を分配中(コイキビロ)
今季の種植えを終えました
今年で二年目となった種植え作業。当園のメンバー総出で、予定通り進めることができ、おかげさまで今季終了しました。
茶の実を植えた後、収穫出来るようになるのは6~10年先と見込んでいますが、茶の木が生長していく過程を観ながら、それを日常の仕事に活かしていくことも大事だと考えています。(岩田文明)

笹林となっていた茶山に種を植える(コイキビロ茶園)

将来茶の樹が一株育つ地点に、8粒の種を蒔きました。べにひかり実生。
日夜、気温の寒暖差が大きいなか、ゆっくりと新芽が育っています

さえみどり(宮山茶園)

やぶきた(宮山茶園)
今年も新芽が膨らんできました
今年の冬は寒かったですが、桜の花が咲くとともに、お茶の新芽も膨らんできました。
新芽の生長とともに、気持ちも高まり始めています。(岩田文明)

早生品種「さえみどり」の新芽。宮山茶園