月ヶ瀬健康茶園

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種植えのこと

今春、3か所の茶山に、5万個の種を植えています。3か所の中でも最も広い「ゲンダラ3」茶園は、いつも袋詰めや出荷、電話受付を担当してれているパートさんや、一緒に勉強会をしている方々にも手伝ってもらい、おかげさまで一気に作業が進みました。日常の業務では各自の担当はありますが、一年の中で、茶刈や手摘みといった収穫、手摘みや喫茶などのイベント、落ち葉回収、そして今回の種植え等、チームのメンバーが皆で一つの工程を共有する時間をつくっていくのは、貴重なことだと考えています。(岩田文明)

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ゲンダラ3茶園での種の植付作業風景。左奥の山は、表面を鋤き取って積み上げた笹根の山。

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2~3日間、水に漬けて沈んだ種だけを使います。

種の植付のこと

現在、茶山への種の植え付け真っ最中です。植えた後、イノシシに土をひっくり返されないよう、獣害対策として電気柵を厳重に張っています。数年前までは、イノシシ用として高さ120㎝・2段張りの棒を使用していましたが、今回からはイノシシ&鹿用として高さ180㎝・三段張りの棒に切り替えました。

鹿には、幼木の時に新芽をかじられるのですが、これまで「おくみどり」や「さえみどり」などの緑茶系品種より、「べにふうき」や「べにひかり」といった紅茶品種系の幼木の方が、かじられた形跡が目立つ傾向にありました。

月ヶ瀬地域では、約20年前迄は野生のイノシシを見たことがありませんでしたが、15年程前からイノシシが増え始めて、電柵の必要性が出てきました。最近は、鹿も増えています。農業の営みを強化して、草を刈り、地域内の耕作放棄地を減らし、人とイノシシ等の獣が、お互いに少しでも離れた環境で過ごせるようになりたいものです。(岩田文明)

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種を植える茶園をつくっています

こちらは2か月前迄笹林だった所ですが、笹の粉砕、粉砕した笹の回収と自家茶園への投入という工程を経て、ようやく地元の専門業者の方に根の鋤取りや深耕を始めてもらうことができました。たくさんあった地上部の有機物は、きれいに回収できたのですが、根の量も多く根の山がたくさん出来てきました。この場所は古琵琶湖層群の地層が表層にあるため、粘土やシルトの層、山砂利の層、朱色・赤・黄・白・肌色などいろいろな土があります。(岩田文明)

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古琵琶湖層群の地層に種を植える

 

 

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2017年1月の状態

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地上部の有機物を回収した部分(上)と、まだの部分(下)2017年2月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶山に種を植える準備を始めました

今春、種を植える茶山の準備を始めています。

一昨日は雨が降ったので電気柵のガイシ付けや笹の棒切りをしました。土をひっくり返したりするイノシシは15年程前から増えてきましたが、幼木の新芽をかじったりする鹿も最近は増えています。これまでは高さ1.2mの猪用の電柵棒を使っていましたが、今回は初めて鹿用1.8mを導入しました。

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昨日は晴れたので、種を植えるポイントを計測しながら、笹の棒を立てていきました。ここの茶山は山の斜面に沿って4区画あり、それぞれ広さや方角、標高、土質といった条件が異なりますので、その条件に合いそうな品種の種を地形に沿って植えていく計画をしています。(岩田文明)

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粉砕した笹を茶園に入れ始めました

ミニユンボのハンマーナイフモアで粉砕した笹が乾いてきたので、集草、袋詰めして、茶園の畝間に入れ始めました。これで、粉砕⇒乾燥⇒集草⇒袋詰め⇒運搬⇒投入まで、繋がりました。背丈以上もの高さのあった笹ですが、粉砕、乾燥することで、笹の体積が小さくなり、軽くなり、効率の良い仕事が出来ました。(岩田文明)

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集草作業

 

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袋詰め作業

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運搬

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600万年前、古琵琶湖が発生した月ヶ瀬北東(伊賀盆地西方)地域

自然栽培を意識したお茶をつくるようになってから、自分たちが茶栽培を営む地域の地質について、もっと知りたいと思うようになってきました。300万年~500万年前に伊賀盆地に古琵琶湖が存在した頃の古琵琶湖層を含んでいる場所もあることは分かっていたのですが、最近、読み始めた「移動する湖、琵琶湖」という本には、『古琵琶湖が発生したのは約600万年前、伊賀盆地西方の月ヶ瀬石打ブロックである』と書かれていました。当園が茶を栽培する地域の東側が、この古琵琶湖層を含む区域になります。この話が、何を意味して、お茶とどのように繋がっていくかは、まだ分かりませんが、とても興味深く感じます。岩田文明

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今、読んでいる本

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古琵琶湖層に茶樹を植栽した茶園の横の土手

 

 

落ち葉の回収と茶園への投入

農閑期のメイン業務の一つ、落ち葉の回収と茶園への投入の真っ最中です。「回収場所の選定」⇒「かき集め」⇒「袋詰め」⇒「運搬」⇒「茶園への投入」とう順序で各工程ごとにチームワークによって進めていきます。

茶園では「有機物投入」の目的の他、「雑草抑制のマルチ」「干ばつ対策」、落ち葉回収場所では「農道保全」といった、多面的・公益的な役割を果たせるよう考えています。茶園の畝間に投入された落ち葉は、来年度、畝間でボチボチ分解されいきます。(岩田文明)

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落ち葉をかき集めた状態

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茶園の畝間に投入し終えた状態

 

 

「葛会」参加と耕作放棄地の「葛」

先週末、当園スタッフと子供達の有志のメンバーで奈良・吉野の中井春風堂さんの葛会に参加させて頂きました。店主である中井さんの楽しく分かり易いお話とともに、「吉野本葛」の雑じりっ気のない葛本来の風味と作り立ての食感を体験させて頂いたり等、美味しく楽しい充実した時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

その後、葛の話題で盛り上がりが続いている中、農閑期に計画していたメイン業務の一つ、ハンマーナイフモアで茶園に隣接する笹林の開墾を始めました。耕作されなくなって20年以上経過して、笹や蕨、葛などが蔓延っている所です。ユンボを運転しながら、掘ってみたいと思う葛のツルとその根元をチェックしながらの作業となりましたが、良さそうなのが、いくつかありました。(岩田文明)

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木をツタって、上に延びている葛のツル。なかなか良さそうです。

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チェックした葛のツルの根元

 

 

 

 

 

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背丈より高く延びた笹を、ハンマーナイフモアで、粉砕していきます。

 

 

 

 

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ハンマーナイフモアでチップにした、笹などの草。しばらく乾かしてから、集草して、隣接する自然栽培の老間茶園に投入します。

 

さうう

初仕事について

今日は、月ヶ瀬健康茶園の初仕事となり、通常の業務の他、今春に種を植えるため抜根した茶の木を、皆で燃やしました。昼食は、茶の木の熱源で、焼いたり炊いたりして調理して食べました。樹は植えたらずっとそのままなので、作業をしながら、農道のつけ方、植えるお茶の種類、縦畝に植栽するか横畝い植栽するかなど、いろいろと想いが巡りました。(岩田文明)

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昼食づくり

 

 

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終了間近の様子

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最後に土を被せて鎮火しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新たにお茶を植える茶山の準備を始めました

今冬は、昔に茶園だった所、2か所で茶の種を植える予定です。そのうちの一か所目では、日陰となる植林の伐採→伐根→整地という順序で準備をしていきます。ここは尾根の頂上から、南東向き斜面という立地条件です。(岩田文明)

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上から見たところ。陽を遮っている左側の植林を伐り始めました。

 

 

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下から見たらこんな感じです。

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茶園の斜面下側には、度胸試しができる岩の先端もあります。

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茶樹が生い茂っています。

 

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