11月 に切り倒した 山の原木を運び出します。
木の水分が抜け 椎茸の菌が回りやすくなるように
2か月ほど山に置きます。
文祥 が 30年ほど前に 切り出した 山です。
立派な原木が育っています。
ナラ・クヌギ には 原木しいたけ
ヤマザクラ には 原木なめたけ を 植菌 します。
今日は 岡野・岩本が運び出し
文祥は チェーンソーで 小枝をまとめます。
山から 運び出した原木は 菌入れをするために 作業場に並べられます。
ひとつ ひとつ とんかちで 植菌 をします。
上から下まで ずずいっと 椎茸の原木です。
月ヶ瀬健康茶園には こんな場所が何ヵ所かの山にあります。
当園の原木生椎茸は、冬菌といわれる、
寒さが感じられるようになると発生する品種を植菌しています。
なかでも、山での ”自然発生” に向いている品種を選んでいます。
原木は、月ヶ瀬を中心とした地域の山林で育ったものを使用します。
その後椎茸が育つ気候と同じ環境で育った原木であることが重要と考えます。
椎茸原木に向いているナラ・クヌギなどのドングリの木は、
雑木林の多い月ヶ瀬周辺には多く、30年ごとにローテーションで切り出し、
山肌を陽の光を当てるようにすることで、
森が再生し、山の環境を維持することにもなっているのだそうです。
30年近く育ったナラ・クヌギを原木に切り出し、
落ち葉や柴を茶園に、そしてそれ以外は暖をとるための薪に利用しています。
月ヶ瀬の森で育つ原木生しいたけは、
朝晩の寒さの厳しくなる12月~2月末までが最もおいしい季節となります。
近年は、天候が“例年どおり“であることが少ないため、
時期は前後する場合も多くなっていますが、、
寒い中、原木の栄養分をゆっくりと吸い上げ時間をかけて大きくなることが、
濃い味の原木生椎茸を育てるのだと考えます。
森の中で ”自然発生” での収穫を大切に考えます。
森で育つ自然発生の原木生椎茸は、
連続した凍結と雨に弱いため予測がつきません。
また天候によって、椎茸が含む水分量が大きく違ってきます。
直送させていただいている みなさま いつも 時節をともに過ごしていただき
ありがとうございます。
つづく
月ヶ瀬の地形を感じる 山中を
子供たちと一緒に歩いた後 新年会に突入です。
今年は長年お付き合いさせていただいている
小原営農センター のお豆腐で 湯どうふです。
大豆栽培から、お豆腐 納豆まで 一貫生産をしています。
”毎日納豆” の文月 一押し 「ここの大豆が一番おいしい」!!
代表の三浦さんは、毎朝 コーヒーメーカー で 長年
月ヶ瀬健康茶園の 有機一番摘み月ヶ瀬煎茶 を 煎れて飲んでくださっているのだそうです。
「あれこれしてみたけど これが一番おいしい」と
びっくり 一度試してみなくては…
小原営農センターのお豆腐と
月ヶ瀬健康茶園の ぷりぷりの 『アワビのような(自賛)』 山の原木シイタケ
美代 の 菜園畑の ネギ と 山東菜 と 水菜
(チーム岩田の菜園畑は 少し前に イノシシが耕してくれました。)
ついつい 食べ過ぎてしまいます。
一升たいたごはんも 鍋につられて あっという間に完売
子供たちが鍋を食べている間に
大人たちは少し勉強会
去年に引き続きビオワインの試飲会をしました。
去年のテーマは 「土質ごとに異なる ビオワインの 味と香り」でした。
今年テーマは「テロワール」。
同じ石灰岩土壌でも、「砂混じり」と「粘土混じり」の土壌で育ったワインの特徴の違いについて、
「あの風味の抜け方の微妙な違いに関係あるのかな?」。
そして「南東向きと北西向きの違いは何だろう?」等、いろいろ想像を膨らましてました。
けれどその中で 品種の違いと思われる特徴が最も分かり易い違いでした。
おもしろい!! チーム岩田 ワインのプロはいないので
番号ごとに 飲んだまま 香ったまま 観察します。
土質・テロワールの違う 茶園のお茶の飲み比べの 応用です。
自然のリズムで育ったワインだからこそ、楽しめる魅力のひとつです。
時間をかけて 香りの変容も 確認 !! 「おもしろーーい」
地域の草木を還し お茶をお茶らしく育てると まさにこの感覚でお茶を飲むことができます。
これから、月ヶ瀬の山間に点在する茶園(茶山)ごとの違いを楽しめるような企画を、どんどん進めていきたいと思っています。

ワインは番号がつけられ かまたや 小島先生の案内文をみながら 飲んでゆきました。
ワインはいつも、
小島 隆 先生 に お世話になっています。
今回も 月ヶ瀬健康茶園 の 『土質が同じで そのほかの地勢の違うワインを学びたい』を
しっかり 体感させていただきました。ありがとうございました。
冬の月ヶ瀬健康茶園の仕事は 運ぶ仕事が多くなります。
落ち葉をあつめ 運ぶ
山の木を切り 原木を 運ぶ・薪を 運ぶ・柴を 運ぶ
毎日毎日 コツコツ運んで 改めてその量をみると びっくりします。
春までに 茶園の畝間は 落ち葉や 笹チップ 枝チップが 敷き詰められ
ふかふかになります。
岩田はなれ宅にも 運び屋が います。
岡野君やおじいちゃん、お父さんが山から運んできた薪を 家に運びます。
薪ストーブの横に山のように積み上げてくれます。
「お母さん 薪がいっぱいあると 幸せやなぁ。」
子供たちが運んでくれる ”あったかい幸せ”です。
前に運んだ時よりも 上手に たくさん運べるのが うれしいそうです。
兄弟協力して運ぶと もっと上手にたくさん運べる、
運び方も工夫して、知恵も使って、
運ぶごとに たくさん運べるようになる自分に大満足。
二人で協力しているけれど ちょっとしたことでけんかしたり。
運んでいる途中にひっくり返して涙がでたり。
つづけることって 大切なんだと
薪運び歴 4年目の子供たちを見て 気付かされました。
2年前の薪運び兄弟の様子
今は一輪車でガンガン運びます

月ヶ瀬健康茶園も仕事おさめ。
みなさま 2014年 ありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
チーム岩田 一同
イベントなどでお世話になっている
出張茶館 喜喜茶(きちゃ) さんから おいしいおたより届きました。
喜喜茶さんの点心はいつも最高においしいのですが
当園のなめたけ入りとあって
「たべてみたーーい」と胸が高まります。
本当に炒めても負けない 立派な原木なめたけがとれるのですが
汁にするか ねぎ鶏肉で炒めるかしか 調理したことがありません。
本当においしそうです。
そして本当においしかったのだそうです。
今度は 月ヶ瀬の山の幸が一杯のころに
喜喜茶さんによる 月ヶ瀬健康茶園の茶会を 企画したいものです。
情報ご希望の方は ぜひ 紅茶班 に登録ください。
喜喜茶さん おたよりありがとうございました。