月ヶ瀬健康茶園

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マムシ

一シーズンに数回、「マムシ」を見つけるのですが、出会うたびに、噛まれなくて良かったと思います。

日常の仕事の中で、マムシが居そうなポイントがあった時、「居るかも知れない」という警戒心を持って動作をすることが重要と考えているのですが、実物を見ると改めて気持ちがひきしまります。(岩田文明)

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昨年、植えた「やまとみどり」の生育状況

昨年の春、奈良で生まれた『やまとみどり』という品種を植えた後、順調に育っていましたが、今年8月に入ってから雨が多く、雑草が一気に伸びてしまいました。茶の木が完全に雑草に覆われてしまい、今回はハードな除草作業となりました。完全に雑草に覆われた茶株が急激に太陽に当たると、葉が焦げることもあるので、このような状態での除草作業は曇か雨の日に行うようにしています。

この『やまとみどり』という品種は、上に上に伸びようとする特性(直立)があるので、横にもしっかりと枝が広がるように、除草後、鋏で初めての剪定をしました。岩田文明

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除草が済んだ所(手前)と未だの所(奥)

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除草が完了

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真っ直ぐと上に伸びようとする直立品種「やまとみどり」

茶園で捕獲したハチの巣のこと

有機栽培や自然栽培で農薬を使わずにお茶を栽培していると、茶園のあちらこちらにハチの巣がつくられます。今頃の季節になると、除草作業や整枝作業の際に蜂に刺されてしまうこともあり、作業の際は細心の注意が必要です。当園では蜂の巣を発見した場合、目印の棒を立て、後日、専用の防御服を着て、まとめて巣の捕獲にまわります。そこで、先日、茶園7か所をまわり、3種13個のハチの巣が獲れました。

「蜂の子」は子供の頃から貴重な食べ物として楽しみのひとつでしたが、比較したことがなかったので、この機会に、スタッフの有志のメンバーで食べ比べをしてみました。「幼虫より蛹の方が軟弱で扱いが難しい」「卵の黄身のよう」「クリーミー」「スズメバチは揚げた方が良いように思う」「小さい方が淡泊で美味」「大きいのは重厚感と癖がある」など、いろいろな感想が出ました。

一度に食べきれず、蜂の巣の状態で数日間保管する場合、日に日に孵化して、巣穴から成虫が出てくるので、注意が必要です(岩田文明)

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今回は茶園7か所をまわり、3種13個の蜂の巣を捕獲しました

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巣の中の幼虫を、潰さないように一匹ずつ丁寧に引き出します。成虫になったばかりの蜂もいるので、注意が必要です。

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幼虫と蛹を、引き抜いていきます

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蜂の種類のよって、蜂の子の色や大きさも様々です。

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油炒めをして、塩で軽く味付けをします。小さい(アシナガ蜂)のは5秒ぐらい、大きい(スズメ蜂)のはしっかりと炒めました。

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電柵を張っているのに何度もイノシシが侵入する茶園

月ヶ瀬地区内には、電柵を張っているのに、何度もイノシシが侵入してしまう、大変な茶園があります。そこは新たに種を植えた茶園でもあるため、イノシシに掘り返され荒らされては困る所です。そのため、電柵を設置して、最初は二重に電線を張っていましたが、何度もイノシシが侵入するため、「電線を三重」⇒イノシシ侵入⇒「電線を四重」⇒イノシシ侵入⇒「縦に電線を張り」、ついにネット状にまでなりました。

これで、イノシシから茶園を守ることが出来るか、しばらく様子をみます。(岩田文明)お

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四重にした電柵の電線

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縦に電線を張り、ネット状になった電柵。これでイノシシは電線を切らないと侵入できないようになりました。

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イノシシに掘り返された実生の苗

茶畑の管理作業

収獲作業が一段落して、来年に向けての茶園管理作業を始めています。イノシシが、茶畑の山際土手を崩して、地下水位が高くなったため、溝を掘って排水性が良くなるように改善しました。これからは根が伸びる季節となります。今の時期に、根がしっかりと生長できるように茶園環境を改善していくことも、大切な管理作業の一つと考えています(岩田文明)

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ナラ枯れ

今年も、樹齢の高いナラの大木が、地域のあちこちで枯れ始めています。長年、茶園の南側で、太陽を遮っていたナラの大木も、ついに枯れ始めました。今後、風が強い日や大雨の時に、枯れた枝や幹が、道路に落ちてくることもあると思うので、充分な対策が必要です。(岩田文明)

日陰の原因となっていた、ナラの大木。枯れ始めました。

ハチの巣の時期となりました

今年も、茶園内のあちこちで、ハチの巣が出来始める時期となりました。巣があると、除草中や収穫中に蜂に刺されることもあり、「農薬を使わない栽培」の悩みの一つです。発見した後は目印の棒を立て、皆が分かるようにしておき、専用の防御服を着て捕るという順序です。その幼虫は、軽く炒めて、食べると非常に美味です。(岩田文明)

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今回捕った、中スズメバチの巣は、生まれたばかりで小さなものでした。

 

収穫と製茶が一段落しました

5月10日から新茶(一番茶)が始まり、続けて6月に入ってから整枝や刈下番茶の収穫・製茶を行ってきました。今年は梅雨入りしても雨が降らない日が続いたため6月20日過ぎまで、どんどん作業が進み、大部分を終えていましたが、あと少しの所も、昨日終了しました。これで同時に、来年の新茶(一番茶)に向けて生育を始めるための準備が完了したことになります。

この来年に向けての準備を、一日でも早くすることが、とても大切なので、この50日間、当園では天候や茶園に合わせた作業を優先してきました。おかげさまで、怪我もなく、無事、収穫と製茶を終えることが出来たことに感謝です。(岩田文明)

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最終日に、刈下番茶の収穫を終えた晩生品種「おくみどり」。奥に見えるのは荒茶工場

 

刈下番茶の収穫の様子を空からみる

愛媛から応援に来てくれた助っ人が、刈下番茶の収穫の様子をドローンで撮影してくれました。

ここはキトロデという名前の茶園で、南東向きの斜面に「やぶきた実生」「やまとみどり実生」「やぶきた」が植えられている所です。(岩田文明)

撮影者(片山無)

愛媛からの強力な助っ人

妻の実家は蜜柑栽培農家で、今の時期、こちらでは農繁期、愛媛は農閑期となるため、義弟が応援に来てくれました。

番茶は重量があり体積も大きいため「茶刈り⇨運搬⇨製茶」という三つの工程を同時に行っていくことで効率をあげることができるので、収穫した生葉を、茶園から茶工場へと、車でどんどん運んでくれました。

次は蜜柑の収穫時期になれば、こちらは農閑期、愛媛は農繁期となるので、こちらから愛媛に応援に行くことになります。岩田文明

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