月ヶ瀬健康茶園

文明語る

農薬飛散防止対策として育ててきた緩衝木

今から20年以上前のことになりますが、2000年に日本農林規格 (JAS) が改正され、有機栽培と表示するためには、農林水産省の登録を受けた第三者機関(登録認証機関)の認証を受けなければならなくなりました。1984年から有機栽培を続けてきた当園にとって、「有機栽培」の表示は継続したく、法律が改正されたタイミングで有機JASを取得しました。その際、有機認証を取得するための現地調査の時、物理的な方法で隣接圃場から農薬飛散を防ぐ手法として、緩衝木を設けることにしました。その緩衝木を、これまで20年以上もの間、上部の剪定を行わずに伸ばし続けてきた結果、3mほどの高さにまで育ちました(写真1)。

写真1 農薬飛散防止対策として育てた緩衝木。ホリコシ峠2茶園。 2021年11月

しかしながら、2021年7月、隣接圃場で栽培されていた方が耕作を辞められることになり、耕作は当園が引き継ぐことになりました。よって、緩衝木の必要性が無くなりました。近年、緩衝木の背が高くなり、農薬飛散防止の役割は果たしていましたが、日陰となるエリアが出来て茶の生育に若干の影響があったり、農作業がし難い等、難点もありましたが、20年ぶりに剪定できることになりました。