月ヶ瀬健康茶園

文明語る

地表面と断面それぞれから観る『異なる年代の地質の境目』

当園の茶園が点在する奈良・月ヶ瀬には、地域を真っ二つに分けるように、異なる年代の地質の境目(不整合面)が地表面にあります。いっぽう断面でみると、月ヶ瀬地区全体の基盤岩類は約一億年前の領家帯であり、5~600万年前の古琵琶湖層群の地質は領家帯の上にのっている様な構造になっているため、不整合面付近では古琵琶湖層群の地層が薄くなっています。

2018年3月、本来の地形が壊れていないコイキビロ茶園に茶の実を植えるため、再開墾した時、山のテッペンの尾根沿い付近が、不整合面となっていました。深耕してみると、土質の違いもあり、異なる年代の地質の境目(不整合面)を分かり易く見ることが出来ました(図1)。今後、地質を分けて茶樹を自然栽培で育て、企画を進めていきたいので、土を水平移動させずに開墾したうえで、深耕(土の垂直移動)を行い、茶園を造っていきました。それぞれの地質に実生茶樹の直根が張ることになります。

いっぽう近所で、地表面に不整合面がある付近で土を深く削った所があり、こちらでは地表から土手の断面に向けて不整合面を観ることが出来ました(図2)。

図1 地表面から観る異なる年代の地質の境目

 

図2 断面から観る異なる年代の地質の境目