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大きな霜害を受けた2019年の新茶(一番茶)

2019年の新茶は、GW頃までの生育状況から、5月13日に収穫開始と見込んでいましたが、5月8日早朝に遅霜があり、私自身が2001年に茶の仕事に就いて以降、最大の晩霜害となりました。地域の方の話によると、1989年(平成元年)以来、30年に一度ぐらいの大きな霜害だったそうです。

霜が降りた当日の夕方には、凍傷に遭った新芽が変色しました(写真1、2、3)

19/05/09 15:56:23
写真1。防霜扇が無いうえに、霜が降りやすい立地の茶園での霜害状況。 コクダシ3「やぶきた」。 2019年5月9日撮影。
19/05/09 09:11:24
写真2。防霜扇が無い茶園。冠茶をつくるために被覆した後に霜害に遭い、寒冷紗を撤去する作業の様子。 ジョノクチ「やぶきた」。2019年5月9日撮影
山ノ下団地
写真3。山ノ下団地の防霜扇設置エリア「やぶきた」(写真手前と中上)と、無いエリア「べにひかり」(写真左)の状況。 2019年5月

大霜が降りた5月8日以降、「防霜扇設置の有無」「立地条件の違い」などで、霜の被害による状況が異なり、その後の生育状況にも違いが出てきました。そこで、霜害程度によって3タイプに分類して収穫と製茶を行うよう計画を立て直しました(表1)。

表1
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写真4  霜害を受けなかった茶園。表1のパターンA。 宮山茶園「やぶきた」。2019年5月13日撮影。
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写真5 部分的に軽度の凍傷を受けながらも、収穫可能な状態にまで生育した茶園。表1のパターンB。 切下「やぶきた」。2019年5月16日撮影
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写真6  霜害で、軽度の凍傷を受けた新芽。ストレス反応による香気の発揚も期待して、紅茶に製茶。表1のパターンB。2019年5月17日撮影。
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写真7  霜害を受けた後、収穫が出来る状態にまでは、生育しなかった茶園。 表1のパターンC。自宅前「やぶきた」。2019年5月13日撮影

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