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「実生」と「挿し木」の茶樹が混在していたキトロデ(2)茶園の改植から学んだこと

2017年5月まで隣村の方が慣行栽培されていたが、2017年8月から当園が耕作を引継いだ「キトロデ2」茶園。その後、化学肥料や農薬が抜けて自然のリズムで育つようになるまで、管理のみ続けていく予定でしたが、この移行(収穫まで待つ)期間を利用し、改植して、新たに茶の実を植えることにしました。

抜根を終えた段階 2020年2月

この茶園には「やぶきた」品種がメインに植えられていましたが、所々に「実生」の株も混在していました。そこで、抜根した茶株を並べて比較してみると、「挿し木」と「実生」、それぞれ典型的な根の張り方をしていました。この茶園は、陽当り良好な「南東~東北東向き」斜面で、土質は花崗岩や粘土混じりの水はけの良い壌土という立地から、根は深くまで張り易い条件が揃っていると考えられます。これらのことから、根が深くまで入り易いような立地条件であればあるほど、実生の特性が、よりいっそう発揮されるのではないかと思いました。

「やぶきた」品種(左側2株)と実生(右側2株)の茶株を比較する 2020年2月

ここは、昭和39年にブルドーザーで土を押して開墾された茶園だったので、今回は、地形は変えず、ユンボでの深耕をしっかりとおこなうことにしました。ここに植えた「べにひかり実生」も、十数年先に写真のような実生株にまで生長した時、実生ならではの特徴あるお茶が出来てくるのだと思います。(2020年4月)

斜面での深耕 2020年2月

スタッフ全員で「べにひかり実生」の種植え2020年3月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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