1952年、鹿児島の枕崎で「べにかおり(アッサ ム種に鹿児島県の在来種を交配して育成され た品種)」を母、中国から導入種、「枕Cn1」を父 とした交配が行われ、その実生群中から選抜、1960年に登録された紅茶・半発 酵茶用品種です。インド、日本、中国の三国の系統が関わっています。この「べに ひかり」は国際的な品質水準の品種として育成されましたが、1971年の紅茶輸 入自由化により、普及することがなかった幻の品種と言われています。この品種 特有の鼻に抜けるような中国系由来のメンソール系の香気と、ほのかに感じる マスカット系の甘い香味が特徴です。
当茶園では2004年から「べにひかり」の栽培を開始し、日本でしか作れない特徴を模索しながら、生産加工に取組んでいます。
ストレートがおすすめで、洋菓子にも合います。
【出荷時期】通年
【対象茶園】べにひかりを植えている茶園