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播種したが、発芽後一年目に枯れてしまう株が多発した「ゆめかおり実生」

2020年の春、宮山茶園の東側に、「ゆめかおり」から採種した茶の実を植えたが、発芽後、一年目の生育途中に枯れてしまう株の割合が非常に高いという状況が発生しました。具体的には、2020年春に約15,000個の「ゆめかおり」実生を1ポイントに5粒ずつ(約3000ポイントに)播いたが、欠株が多く全滅したポイントも多数あり、翌2021年春に約5500個を播き直しをしても、まだ種が不足している状況でした。一年生として育った実生苗は、50 %に満たなかったと感じます。

実生茶園づくりをする際、自然淘汰によって間引かれる(枯れる)ことは、自然なことだと考えていますが、今回のように全滅したポイントが多発したのは初めてのことでした。原因としては、『「ゆめかおり」から採種した実生は発芽後の初期成育が悪い特性を持っている』あるいは『花崗岩の礫が多く混じる土壌であることから活着率が低い』といったことではないかと考えています。

ただし、一年生として生育できた実生苗は、元気に育っているので、補植を繰り返せば、克服できるのではないかと思い、「ゆめかおり実生茶園づくり」を継続することにしました。2021年3月

「ゆめかおり」の種2019年10月

ゆめかおりから採種した茶の実。ラグビーボールのような形状が特徴的。2019年10月

順調に生育する一年生ゆめかおり実生苗。2020年8月

欠株が多発、全滅したポイント。ゆめかおり実生。2020年8月

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