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実生幼木園で間引きの対象となる「コーロ種」似の茶株について

播種して4年が経過した実生幼木園で間引き作業をしました。「やぶきた種」あるいは「やぶきた種」を先祖にもつ系統の品種から採種した実生苗には、「コーロ種」似と言われる丸い葉の茶株が出現することがあり、この株は間引く必要があると昔の専門書(茶業叢書)に書いてました。そうなると、当園で種を植えた品種実生の中では、この「コーロ種」似の茶株が出現する可能性があるのは、「さえみどり実生」「そうふう実生」ということになるのですが、結果は専門書の通りでした。

 

目を凝らしなが観ていくと、二メートル間隔で一株ぐらいの頻度であり、抜根して根を観察してみると、すべての株で、直根の生育が途中で止まり、寸胴のような形になっていました(写真3枚目)。自然の樹木は、地上部と地下部は鏡のような関係にあるので、「コーロ種」似の茶株の根の生育状態から考えると、生育不良になる特性を持っているのではないかと思いました。(2022年2月)

抜根した「コーロ種」似の茶株 そうふう実生

抜根した複数の「コーロ種」似の茶株の根の生育状況。 そうふう実生

 

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