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定植後、地下部が極端な開張型に育ってしまった「やまとみどり」

 2016年春に「ポット」に入った挿し木苗を植え、定植時から自然栽培を続けてきた茶園。4年経過して地上部は大きく育ってきましたが、株元がグラグラで不安定だったので、数本、抜いてみました。すると、剥がれる様に手で簡単に抜けてしまいました。定植した品種は「やまとみどり」。この茶園の立地条件は「傾斜地で花崗岩を多く含む壌土」の茶山です。

 「やまとみどり」は樹姿が直立型なので、挿し木苗でも、ある程度は地下部も下に伸びる傾向があると思っていましたが、極端な開張性で根が横に浅く広がっていました。これまで、『自然栽培やまとみどり』のお茶を作りたくて育ててきたのですが、次のような理由から、根の張り方をみて自然栽培に向いていない樹体であることがはっきりしました。

●地上部の気象異変の影響を受けやすい。

・干ばつ時の水不足。

・寒波到来時に起こりやすい凍害。

・台風など、突風の影響を受けて倒れやすい。

・イノシシ等が、株元を掘り起こした際の獣害が出やすい。

●自然界の木々は地上部と地下部が鏡のような関係になっているのが本来の姿であるため。

 

今回、成園化までの過程で遠回りをすることなりますが、今から10年後以降の時代にどのような農業をしたいかを考えると、自然栽培に適した茶園環境をつくりたく、思い切って、種を植え直しすることに決めました。(2019年12月)

 

定植後、4年経過した「宮山茶園」の「やまとみどり品種」 2019年12月

試しに抜いてみた「やまとみどり品種」。宮山茶園。2019年12月

試しに抜いてみた「やまとみどり品種」。宮山茶園。2019年12月

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