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新茶案内2013

2012年6月 手摘みイベントの風景

2012年6月 手摘みイベントの風景

 

今年は春の訪れが早く、少しずつ新芽が膨らみ始めています。これから生育するにつれて霜や雹の影響など、気が抜けない状況となりますが、この調子で順調に生育してくれることを期待しています。

一年の最初に収穫する一番摘みの新芽は、秋から冬にかけて、茶樹の根や茎にじっくりと蓄えていた栄養をもとに少しずつ芽吹かせていきます。そして奈良・月ヶ瀬の、朝夕の寒暖差(5~20℃)の大きい、山間地特有の気候のなかでゆっくりとゆっくりと生長することで、重みのあるひき締まった新芽となります。茶は古来、薬としてその歴史が始まったとされています。夏は「葉」を、秋は「実」を、冬は「根」を、そして春には「芽」を、というように、新茶の時期に新芽の勢いを飲むことは一年を元気で過ごすためにも大切なことだと考えています。

昨年は当茶園の新たな栽培基準と価格改正のお願いにご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。29年前に両親が初めて無農薬で茶栽培を始めた頃のような新しい取り組みを始めたにも関わらず、おかげさまで充実して農作業に励む事が出来ております。茶樹や人間、環境の未来を考えた時、地域に育つ自然の草木を畑に還しながら、動物性由来の肥料は一切使わず、肥料を購入する場合は放射能検査で確認をしたうえで畑に入れるという方針を、これからも当園のすべての茶畑で大切に継続していきます。

 

茶畑のこと

当園の茶畑は、月ヶ瀬地区内の丘陵地に20か所以上に点在しています。それぞれの茶畑の広さや方角、土質、斜面の角度など多種多様です。同じお茶を効率良くたくさん作るには向いていませんが、茶畑毎の長所を活かした少量多品目のお茶づくりには適していると考えています。

月ヶ瀬健康茶園では、地域の中に点在する茶畑ごとに、仕事の仕方、茶樹の育て方、作ろうとするお茶の目的がはっきりとしてきました。

近年地域では、作業の大変な傾斜地の茶畑の耕作放棄が進んでいます。しかしながら、むかしからある畑は茶の栽培に適している場合が多く、自然の力で茶樹が育つ環境にあり、月ヶ瀬ならではのお茶ができる条件が揃ってると思います。このような茶畑こそが地域の財産であると考え、放棄された茶園は出来るだけ請負い継続していけるよう取組んでいます。

お茶は茶畑だけでなく、地域が育てるものだと考えています。茶畑毎のテーマ、植えている品種、お茶づくりの説明や想い、夢も描いた茶園マップをつくりました。昨年ぐらいから茶園に訪問された方に少しずつお渡ししてきましたが、今年は5~6月の間の新茶をお届けする時に同封させて頂く予定です。

2013年4月 月ヶ瀬健康茶園 岩田文明

 

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