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茶園に植えた果物を食べて、紅茶づくりに活かす

各茶園で適期に新芽を収穫していくことは重要ですが、適期に収穫した新芽を、どのようなお茶に製茶するのが適切かを判断する際、茶園の近くで栽培している果物を食べるようにしています。果物は、雨上がり直後に収穫したものは水っぽく軟らかく腐りやすい一方、しばらく雨が降っていない時期に収穫したものは甘味や香り締まりがあり、腐りにくい傾向があります。お茶も、雨上がりに収穫した新芽で紅茶をつくると、すっきりとした萎凋香が発揚しにくい傾向がある一方で、しばらく雨が降っていない時に収穫した新芽で紅茶を作ると個性的な萎凋香が発揚することがよくあります。このような関係性から、新芽を適期に収穫するのと同じタイミングで、適期に収穫した果物を食べることで、萎凋で香気を発揚させるお茶に製茶するのに適しているかどうかを判断しています。

当園では、ブルーベリー、温州ミカン、伊予柑、レモン、鶴の子(渋柿)、富有柿、キウイフルーツ、リンゴ(幼木)、モモ(幼木)、くるみ(幼木)などを植栽してありますが、5月の一番茶の時期だと「山ノ下」茶園の「さくらんぼ」、9月のオータムナルの時期だと「自宅前」茶園の「いちじく」の収穫期が、紅茶を製茶する時の収穫時期と重なってくれます。

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食べ頃になってきたサクランボ。どちらが先に食べるかは、野鳥と競い合います。(2016年5月)

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収穫を間近に控えた山ノ下茶園の「べにひかり」とサクランボ(2016年5月)

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「自宅前」茶園に育つ、イチジクの木(2016年9月 雨の日撮影)

 

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しばらく雨が降ってない時期に、収穫したイチジク。(2016年9月前半)

 

 

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