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「地勢」と「品種」の特性を活かしたく、「宮山茶園」の南東向き急斜面のデザインを考える

2008年から「さえみどり」「べにふうき」「べにほまれ」の三品種を植えて栽培を開始した「宮山茶園」でしたが、その後、徐々に隣接する茶園も耕作することになり、南東向き急斜面の山のてっぺんから底まで、標高差約35mの茶園を管理することになりました。

お茶の場合「やぶきた」を標準種として、早生・中性・晩生など、品種の早晩生を活かすことで、一番茶の収穫時期が一極集中しないようにすることが重要となります。いっぽうで、山間地の斜面だと、同じ「やぶきた」であっても上側と下側では生育の違いが生じることで収穫適期がズレてくるということがよくあり、例えば「宮山茶園」の急斜面だと、上側と下側では、これまで3~5日も収穫時期がズレる傾向がありました。これは、山間地特有の地勢の違いによるものだと考えられます。

そこで、「地勢」と「品種」の特性を活かすことで、一番茶の収穫期間の分散化・長期間化を図りたく、「宮山茶園」の南東向き急斜面のデザインを考えました。これは、山間特有の立地条件が『機械化が困難で作業が非効率のため、低コストでの大量生産は不向きな条件」と考えるのではなく、『同じ茶園であっても、様々な個性あるお茶を少しずつ作っていくために向いている条件』というふうに考えてデザインしたものです。

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2016年、宮山の谷側に、縦畝に定植した「やまとみどり」

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