お茶づくりについて

茶の木が育つこと

 奈良・月ケ瀬は山間冷涼地のため、平均気温や日照時間といった気候・風土が、茶の木が育つギリギリの自然条件となります。朝晩そして四季を通じて、激しく移り変る気象の変動が、奈良・月ケ瀬の自然のリズムとなり、茶の木は適応しながら育っています。当茶園では、このような奈良・月ヶ瀬ならではの自然のリズムを表現できるよう意識したお茶づくりに取組んでいます。

茶の木が茶の木らしく育つこと

 茶の木は、本来、植物として、みずからの生命力で育つことができる力を持っているものだと考えています。当茶園では、どのような働きかけをすれば、茶の木が、本来の力で、茶の木らしく育ち続けることができるのかを意識したお茶づくりに取組んでいます。

茶の木がゆっくりと小さく育つこと

 奈良・月ヶ瀬は、秋から春までの茶樹の休眠期間(冬)が永く、新茶(一番茶)の収穫時期が世界で最も遅い茶産地のひとつです。このような生育環境だからこそ、茶の木が「ゆっくり」「小さく」「力強く」育つことを意識した栽培に取組み、その特徴を活かしたお茶づくりに取組んでいます。

地勢(テロワール)の違いを活かすこと

 奈良・月ヶ瀬では、幾重にも連なる山々の斜面に、昔ながらの小さな茶園が今でも点在しています。茶園ごとに、方角・土質・茶園のかたち・傾斜度・陽当り具合・標高など、その自然条件は多種多様です。機械化が難しく非効率なので大量生産には不利な条件ですが、特徴の異なるいろいろな種類のお茶を少しずつつくっていくには適しています。そして、農薬も化学肥料も使わず自然のリズムで茶樹が育つからこそ、生育環境の違い「テロワール」が明瞭になります。だからこそ茶園ごとに様々な品種・種類の茶の木を育てることで、多様性を表現できる多彩なお茶づくりに取組んでいます。

ページの先頭へ