月ヶ瀬健康茶園

文明語る

2018年は「月ヶ瀬健康茶園 株式会社」元年

私が小学4年の頃だった1984年、両親が農薬も化学肥料も使わない栽培方法を開始した時から、34年間、月ヶ瀬健康茶園(屋号)として「お茶づくり」に取組んできましたが、昨年(2017年9月29日)、法人化して「月ヶ瀬健康茶園株式会社」として新たに業務を開始致しました。

私自身は2001年に当園の仕事に入り、これまで17年間、お茶づくりを続けてきた中で、地域において、茶園環境づくりから栽培・加工・企画・販売まで一貫して取組むことが出来る茶業だからこそ、社会の中で果たすことが出来る大切な役割があるのだと強く感じるようになってきました。そして、これまで大事だと思ってきた概念を、体系化して業務として遂行し始める環境が整ってきたことから、法人化することにしました。

具体的に、まずは有機または自然栽培等に特化した農業の営みと生産技術の向上を前提としたうえで、茶を主体とした農産物の生産、加工及び企画、販売を行い、地域に根ざした特徴あるお茶づくりの探求と新商品開発に取組んでいくということは、これまでと同じです。そして、今後の展開として大切に考えたいことは、地域(面)があってこその茶園(点)だということです。「耕作放棄地の活用」「農村計画」「茶園環境(展示、研究、集客)を綜合化した博物館的施設の構築と学芸員としての活動」など、興味があって大学で専攻した分野を、いよいよ業務として取組むことが必要な時代になってきました。

27歳から始めた「お茶づくりの仕事」。今、43歳で一つの区切りがあり、これからの「お茶づくり」が始まります。

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宮山茶園からの初日の出(2018年1月1日)