月ヶ瀬健康茶園

文明語る

山間地の茶園環境で、面積を拡大していくこと

「夏摘み紅茶づくり」が終盤となってきました。二番茶として、がっつりと新芽を収穫する茶園もありますが、ほとんどの茶園では5月に一番茶、6月に刈下番茶を収穫しているので、今は、来年の一番茶の芽揃いを良くするため、先に飛び出た芽の整枝を兼ねながら収穫をしています。
機械化困難な山間地の茶園環境で、低投入・低収量型の栽培で面積を拡大していくには、ひとつの作業を実施することによって、複数の大切な目的を果たすことができる、という仕事の仕方を進めていくことが大切だと考えています。
この写真は、「やぶきた品種」の茶園なので、比較的、芽揃いが良いですが、芽が不揃いな「在来」や「実生」の茶園だと、整枝作業によって、高い効果が見込めると考えています。

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左の筋が整枝済み、右の筋が整枝がまだの状態

2015年7月28日 月ヶ瀬健康茶園 岩田文明