月ヶ瀬健康茶園

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【数量限定お試しサイズ】有機紅茶30g 3点直送セットについて

2019年産「有機紅茶月ヶ瀬べにふうき・べにひかり・べにほまれ」の

お試しサイズセットをつくりました。

2019年産は製造工程を大きく改善し、香味がバージョンアップしました。

5月に製茶した後、貯蔵庫で後熟させておりましたが、

特徴がわかりやすくなってきましたので販売を開始いたします。

バージョンアップの詳細につきましては、下記をご参照ください。

 

【ブログより】

 

【数量限定お試しサイズ】有機紅茶30g 3点直送セット

 数量限定【出荷時期】2019年9月17日~完売まで(なくなり次第終了)

 

 

 

 

2019年産の紅茶について(2)

2019年産の紅茶は、茶刈機で収穫したたくさんの茶葉でも、これまで手摘みで少量の紅茶をつくっていた製法と同じ原理で製茶できるよう大きく改善したことで、『飲み心地が爽やかでスッキリとした繊細な風味の紅茶』に仕上がっています。

このことは、製茶ラインを改良した効果に加えて、自然栽培(無肥料)あるいは有機栽培(植物由来の有機肥料に限定)に切り替え8年が経過したことによる特徴の表れでもあるのではないかと考えています。それは、同じ原料で製茶している当園の煎茶が、年々少しずつ「ほんのりとした甘みがあり、雑味なく透き通った飲み心地」に変化していることに似た傾向を感じるからです。

いっぽう、2004~5年に植えた紅茶品種「べにひかり」「べにふうき」「べにほまれ」は、今年で樹齢が14~5年となり、ようやく、自然栽培(無肥料)で安定した茶園になってきました。そのようなことからも、「奈良・月ヶ瀬で育つ特徴」も感じられる紅茶となってきたと感じます。

2019年産の紅茶を出荷させて頂く準備が出来てきました。先ずは、「有機紅茶月ヶ瀬春摘み」「有機紅茶月ヶ瀬べにひかり」「有機紅茶月ヶ瀬べにふうき」「有機紅茶月ヶ瀬べにほまれ」の4種を、9月17日(火)出荷分から、新紅茶に切り替えさせて頂きます。よろしくお願いします。

次回は、品種ごとの特徴について、続きます。(岩田文明)

自然栽培(無肥料)を継続することで、周辺の落葉広葉樹林の色合いと調和してきた茶園。このように育った新芽を、煎茶や紅茶に製茶していきます。

自然栽培茶は、透明感のある水色になる傾向があります。

樹齢が15年となった「べにひかり」手前、「べにほまれ」奥

樹齢が15年となった「べにふうき」井口山茶園

 

 

 

2019年産の紅茶について(1)

当園では2001年に初めて紅茶づくりを開始してから、茶刈機で収穫したたくさんの茶葉で紅茶をつくる製茶ラインと、手摘みした少量の茶葉でつくる工房とで、出来た紅茶を比べながら、美味しい紅茶が出来るよう、毎年、少しずつ作り方を改良してきました。そんな中で、19年目となる今年は、手摘みで少量の紅茶をつくる製法と同じ原理で、たくさんの紅茶も作れるよう、「揉む(揉捻)」「発酵を止める(青殺)」「乾燥する」という3つの工程を、大きく改善した製茶方法で紅茶づくりに挑んだ年になりました。

5月に製茶した後、2019年産の紅茶は貯蔵庫で熟成していましたが、少し後熟して特徴が分かり易くなってきたので、いよいよ出荷開始させて頂く準備を始めています。

そこで、今年の紅茶をティスティングしたところ、すべてのロットで『飲み心地が爽やかでスッキリとしている中に「品種」や「地勢」の特徴の違いが繊細に感じられる紅茶』に仕上がっているという傾向があると感じました。製茶の観点からだと、『新芽を萎凋した(萎らせた)時の爽やかな香りが壊れないよう、やさしく揉めたことで、苦渋味もなく、萎凋香も保たれた発酵の香りとなり、発酵止め(殺青)によって、青臭等の雑味が引き算され、主張したい香気が残っている」という感じです。

さらに、これまでの紅茶は乾燥の際に茶葉表面が擦れて白くなっていましたが、乾燥方法を変えたことで、そのままの状態の色で仕上げられるようになりました。

おかげさまで、今年、3つの工程で、大切な目的を果たせるよう改善した成果が、出来上がった紅茶に表れているいると感じます。品種ごとの特徴について等々、次回に続きます。(岩田文明)

新芽を萎らせる「萎凋工程」。爽やかで甘酸っぱい香気が広がるとともに、新芽が揉める状態になります

2019年、新たに導入した揉捻機。揉盤中央部に突起がないので茶葉を破砕させることなく、撚り込みができる設計になっています。発酵促進の目的より、萎凋香が壊れないようやさしく揉み込むことができ、苦渋味も出にくくなります。揉みが浅い分、淹れる時は、ゆっくりと成分が抽出されることになります。

揉んだ後、発酵の木箱に投入される揉捻された茶葉。

ダージリンと同じ製法での発酵止め(殺青)。高温となった機内に、薄く茶葉が投入されていくことで、殺青され、発酵が瞬時に止まります。機内の設定温度、殺青時間は、まだ研究の必要があります

 

 

 

 

 

 

 

2019年産の一番茶でつくった煎茶と紅茶

5月に収穫した一番摘みの新芽で煎茶や紅茶をつくった後、3ヵ月が経ちました。現在出荷させて頂いている「一番摘み月ヶ瀬煎茶・冠茶・満月」は新茶の風味から、熟成した味わいに変化してきました。

貯蔵していた紅茶も熟成が進み、発酵を止めた時の香りが、しっかりと出てきました。新茶案内で紹介させて頂いた通り、今年は製茶方法を大きく改良しましたが、おかげさまで、その成果が出たと感じます。9月には、先ず「有機紅茶月ヶ瀬べにふうき」「有機紅茶月ヶ瀬べにひかり」「有機紅茶月ヶ瀬べにほまれ」「有機紅茶月ヶ瀬春摘み」で、2019年産の出荷を開始させて頂けるよう準備を始めていきます。(岩田文明)

点在する茶園毎に製茶した煎茶

有機紅茶春摘みとなる「やぶきた種」でつくった2019年5月産の紅茶

 

2019年の新茶のご案内ができました

今年は、昨年より1週間ほど遅いペースで生育しています。40か所以上に点在している茶園の中で、まずは『早生品種の「さえみどり」「さやまかおり」』から始まります。

2019新茶案内』が出来ました。今季も、よろしくお願い致します(岩田文明)

昨日のイベントで手摘みした新芽を、紅茶にしました

昨日のイベントで手摘みした一芯二葉の新芽。昨夜から、一晩萎らせ(萎凋)、今日は『揉捻⇒発酵⇒発酵止め⇒乾燥』という工程で、紅茶に加工しました。

今回の芽は、発酵を進めない方が個性が出たので、「やぶきた実生」は発酵浅め、「やまとみどり実生」は発酵を進めた標準的な方法で、仕上げてみました。

これからしばらく貯蔵熟成して、クリスマス頃を目安に、イベントに参加戴いた皆様にお届けさせて頂きます。(岩田文明)

httpss://youtu.be/ipucAiN1YTg

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httpss://youtu.be/tNDHhpLUTXA

httpss://youtu.be/CtgNnu_8N9Q

 

発酵浅めでつくった「やぶきた実生」

発酵浅めでつくった「やぶきた実生」

少し発酵を進めてつくった「やまとみどり実生」

発酵を進めた「やまとみどり実生」

仕上げた紅茶

仕上げた紅茶(やまとみどり実生)

 

茶摘みイベント

昨年、一昨年と、台風や雨で中止になった茶摘みイベントですが、今年は、3年ぶりに実施することが出来ました。

同じ茶園内で、隣同士になっている「やまとみどり実生」と「やぶきた実生」。それぞれ同じぐらいの量を摘むことができました。

今日、みんなで摘んだ新芽は、これから紅茶に加工して、、12月に、お届けさせて頂く予定です。ご参加いただき、ありがとうございました。(岩田文明)

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手摘みイベントの茶園

手摘みイベントまで、あと5日となりました。今年は、複数の茶園で、良い新芽が摘める状態となってきています。節間(葉と葉の間の茎)が短い新芽は、摘むのに時間がかかりますが、ゆっくりと育っているので、たいへん良い香りが出ます。

どこの茶園で、どんな品種を摘もうか、しばらく茶園を周りながら状況をみて、前日に決める予定です。(岩田文明)

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井口山茶園 べにふうき

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ゲンダラ2茶園 在来種

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ゲンダラ茶園 やまとみどり実生

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コメノ茶園 やぶきた

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キトロデ茶園 やぶきた実生

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キトロデ茶園 やまとみどり実生

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宮山茶園 さえみどり

今夏の生育状況

今夏、7月中旬以降、例年より暑い日が続きましたが、茶のほうは順調に生育しています。

その中で、とくにアッサム系の「べにふうき」と「べにほまれの」の生育が、例年と比べて非常に旺盛です。月ヶ瀬で猛暑だったこと(日照量)が、アッサム系の茶樹にとって、ちょうど良かったということなのか?いろいろと考えられますが、来年のファーストフラッシュが楽しみな園層になってきました。

ご期待ください。(岩田文明)

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紅茶品種「べにふうき」 井口山茶園 18年8月30日撮影

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紅茶品種「べにほまれ」 井口山茶園 18年8月30日撮影

夏摘み紅茶をつくっています

梅雨が明けた頃から、夏の新芽が収穫出来るタイミングとなり、夏摘み紅茶をつくっています。

今の季節につくる紅茶は、気温が高く、発酵で香気をつくれるので、しっかりと揉み込んで、出来るだけ紅くしていきます。。

6月に、番茶を収穫しなかった茶園で、整枝を兼ねながら、しばらく、紅茶を作り続ける予定です。(岩田文明)

 

 

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